日焼け対策の新常識、4月の紫外線量は9月と同レベルという事実

2015.04.17
by まつさん。
shutterstock/schmaelterphotoshutterstock/schmaelterphoto
 

まぐまぐ編集部・まつこです。春を迎えだんだん薄着になる方も多いこの頃、ふと気になるのが“紫外線”。日焼け対策は夏まで特に気を付けていないという人も多いかもしれませんが、実は1年間の紫外線指数は4月~5月から急に強くなるのをご存知でしょうか? 4月も後半に差し掛かったところで、日焼けに関するこんなお悩みが届きました。たしかに最近、私の肌が浅黒くなってきた…気がする。

編集部の皆様こんにちは。28歳のOLです。

最近暖かくなってきたので、タイツからストッキングに変えたり涼しげな春色の服を選んだり季節を意識し始めました。ですが気が付くとすでに、1月に比べて自分の肌が黒くなってきているような気がして夏前からヒヤヒヤしています。女歴はそこそこなのに今更ですが、日焼け対策ってみんないつごろからしているものなんでしょうか??

(リアルアラサーさん)

えーもうそんな時期ですか!!たしかに4月に入ってから日焼け止めや制汗剤など夏を意識した商品の広告が増えましたよね。ちなみに編集部まつこは日焼け止めのベタベタ感が嫌いなのであまり乗り気ではないのですが、最近はスプレータイプなど使い心地が良いものも増えているようですし、夏前から万全の対策で臨むべき!?

女性の過半数は一年中日焼け対策を怠らない

graph1

男女7500人を対象にした調査によると、なんと半数近い45%で“一年を通して紫外線対策を行っている”との回答が返ってきました。さらに女性のみの回答では52%が“一年を通して紫外線対策を行っている”んだとか。季節限定でお手入れをしている方が少数派だったなんて、ちょっとショックかも?

graph2年齢別では、30代~60代女性の半数は一年中対策を怠らないと回答しました。20代以下の女性は37%ということで、若さゆえのにくーい余裕が見えてきますね。

本格的な紫外線対策は4月から始めるのが鉄則

さて、意外と日焼け対策を怠らない女性の皆さんにもお見せしたいのが、こちらの気象庁のデータによる2014年東京の紫外線量のデータ

紫外線量2014東京

気象庁:日最大UVインデックス(推定値)の年間推移グラフ

夏しか日焼け対策をしていない人が油断しがちな4月の紫外線量は、なんと9月とほぼ同じ!9月といえばまだ残暑が残る時期なので、日焼け止め等で対策をしている人も多いはず。そうとなれば4月から紫外線対策をしないわけにはいかない、というわけです。

特に4月から夏にかけて急増するのが、「UV-B」と呼ばれる紫外線。紫外線には「UV-A」「UV-B」「UV-C」の3種類がありますが、地表に届き肌へ影響するのは「UV-A」「UV-B」の2種類。「UV-B」は全紫外線の約5%を占めており、肌の表面に急激に作用するのが特徴です。肌の真皮まで届くことはないものの、表面の細胞を破壊してやけどのように赤くなったり、シミやそばかすの原因になります。

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「UV-A」
地表に届く全紫外線の約95%を占める
エネルギー自体は小さいものの、照射量が多く、浸透力が高いので肌に与える影響大
肌の奥まで届き、肌の弾力低下やシワやたるみといった肌の老化現象を引き起こす

「UV-B」
地表に届く全紫外線の約5%を占める
屋外での日焼けの主な原因となる
肌の特に表皮に強く作用し、赤みや炎症の原因となる

紫外線のピークを迎えるのはUV-Aは5月、UV-Bは8月ということで、まだまだと感じるかもしれませんが、気づいた時にはシミだらけという状況を防ぐためにも早めの予防は必須です。

みんながやってる紫外線対策

男女別に見た、日焼け止め対策法ランキングがこちら。

graph3【女性】
1位:日焼け止め
2位:UVカット効果のある化粧品
3位:日傘をさす
4位:帽子をかぶる
5位:手袋・アームカバーをする
6位:なるべく日陰にいる
7位:長袖を着る
8位:サングラスを使う
9位:紫外線が強い時間の外出を避ける
10位:すだれ・カーテンなどを使う

graph4【男性】
1位:日焼け止め
2位:帽子をかぶる
3位:サングラスを使う
4位:長袖を着る
5位:なるべく日陰にいる
6位:紫外線が強い時間の外出を避ける
7位:すだれ・カーテンなどを使う
8位:なるべく室内にいる
9位:UVカット効果のある化粧品
10位:手袋・アームカバーをする

ということで男女ともに1位は「日焼け止め」。2位以降は順位は違えど“肌を露出しない”ということを意識していることが伺えます。トップ10には入りませんでしたが、2013年頃から話題に上がる“日傘男子”の傾向もみられました。意外にも少ないのが食事による対策。どういう食事が良いのか、どう取り入れたら良いのかわからないという人が多いのかもしれません。

今からできる小さいことからコツコツ予防

ここでは4月から始めておきたいコツコツ予防をご紹介。真夏ほどがっつり予防をしなくてもいいので毎日の習慣にしておきましょう。

・日焼け止め

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何と言っても日焼け止めクリームやシートを使うのは一番手っ取り早い対処法。

日焼け止めを選ぶ際にチェックする「SPF」や「PA」で表されるUVカット効果は、「SPF」は「UV-B」を、「PA」は「UV-A」を防ぐ効果を表しています。数値が高いほどその効果が高いといえますが、その分肌への負担も大きいという点も注意しておきましょう。4月頃の場合、一日中外に出るということでなければ使い心地の良いスキンケア成分の多くふくまれたものがオススメです。

・昼間こそしっかり対策を

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朝の身支度の際に日焼け止めをつけると思いますが、もっとも紫外線量の多い昼間は要注意。お昼休みに外出をする方も多いと思いますので、外出前の化粧直しのタイミングに再度日焼け止めをつけ直しましょう。

・活性酸素を除去し光老化を防ぐ栄養素

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毎日の食事の中に、紫外線対策を取り入れるのも効果的。特に、紫外線によって発生した活性酸素を除去し、紫外線による老化「光老化」を防ぐ抗酸化作用を持つ栄養素を積極的にとってみましょう。

摂取したい4つの栄養素

・ビタミンC
言わずと知れたビタミンC。シミを作らせないだけでなく、できてしまったメラニンを薄くしてくれる効果も!この季節に美味しい春キャベツなどにも多く含まれます。≪春キャベツに関連する記事はこちら≫
・ビタミンE
細胞を参加から守り、血流をスムーズにしてくれます。春野菜の菜の花やアスパラガスなどに多く含まれます。
・β-カロチン
紫外線による活性酸素から体を守る強力な抗酸化物質です。菜の花や芽キャベツなどに豊富に含まれています。
・リコピン
紫外線による活性酸素から肌を守り、シミの元・メラニンをつくらせない栄養素。リコピンと言えばトマトを想像しがちですが、色で言うと紫色の色素になります。茄子やピーマンなどにも豊富。

・適量の赤ワインでポリフェノールを摂取

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歓迎会などでお酒を飲む場が増えるのもこの季節。赤ワインの原料となる黒ブドウの皮や種にはポリフェノールが豊富に含まれていることはご存じの方も多いのでは?ポリフェノールには紫外線のストレスによってうまれる活性酸素を抑え、肌を守ってくれます。ただし、赤ワインに含まれるタンニンは鉄分の吸収を妨げる作用や、血管を収縮させる作用もあり頭痛や便秘の原因となることも。飲みすぎはもちろんNGですが、自分の身体の調子とも相談しましょう。

 

ということで今回は4月の紫外線対策の大切さについてお伝えしましたが、リアルアラサーさんいかがでしたか?

まぐまぐ編集部ではいろんなお悩みを募集しています!お悩みだけでなく、今気になっているあんなことやこんなこと、調べてほしいことなどなど編集部・まつこまでお送りください!
<投稿はこちら>

 

出典:日最大UVインデックス(推定値)の年間推移グラフ
参考:DIMSDRIVE日本ロレアル株式会社

(まぐまぐ編集部/まつこ)


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