世界の競馬を知る男が現地取材。ドバイワールドカップデーの舞台裏

 

24日の木曜日は朝の4時に宿泊先を出るメディアバスに乗り、メイダン競馬場に行きました。

灼熱のドバイとはいえ、日の出前はやや肌寒いものがありました。

撮影が許可されているエリアは1コーナーから2コーナーにかけての芝コースとダートコースに挟まれているところで、そこに厩舎関係者も現れて取材を受けるようになっています。

この日の日本調教馬はUAEダービーで勝利を挙げたラニが、まだ暗い中で馬場に姿を現しただけでした。

そして日の出あたりからアメリカ調教馬が、大挙馬場入りをし始めました。

注目度の高かったカリフォルニアクロームにはやはりたくさんの取材陣が集まりました。そしてUAEダービーに出走したフランクカンヴァセーションが馬場入りする前に、デルマーやサンタアニタで見慣れた姿がありました。

ダグ(オニール厩舎)のところのアシスタントトレーナーのレアンドロ(モラ)でした。

もちろんレアンドロも私のことを覚えてくれていて、お互いに「久しぶりだね」と挨拶をして、レアンドロがタピット産駒ということでラニに注目していることも教えてくれました。

このような再会があるたびに嬉しくもあり、どこかホッとするところもあります。

何はともあれこのような再会がある私は大変恵まれていると思わずにいられません。

また馬場にはドバイワールドカップでボブ・バファート厩舎のホッパーチュニティに騎乗したフラヴィエン・プラット騎手の姿もありました

フラヴィエンは昨年から西海岸を拠点にし始めて、夏のデルマーではG1ビングクロスビーSを制するなど大活躍をしました。デルマーサラブレッドクラブが発表しているステーブルノーツでも「今、もっとも注目するべき若い騎手」のような形で、騎乗依頼をする立場のダグたちのコメントも添えられて紹介されていました。

秋には怪我で一時期戦線離脱を余儀なくされましたが、また復調してきました。

昨年の秋の怪我のようなこともあるので決して断言はできませんが、まだ20代前半の彼が今後無事に騎手生活を過ごせばかなり名を馳せるような活躍をすることになるでしょう。

ウマチカの読者の皆様にも、どこか頭の片隅に記憶していただきたい名前です。

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