「勝負は時の運」「運も実力のうち」などという言葉がありますが、そもそも「運」とはどういうものなのでしょうか。今回の無料メルマガ『音多秀茂の【富と成功の5つのタネ】』では、野球にまつわる2冊の書籍を紹介しつつ、「データと運の関係」についてが解説されています。
ビッグデータと人が持つ運のセンス
さて今回は最近立て続け読んだ2冊が運の要素を理解するのにとても良くリンクしていたのでお伝えします。まずは紹介から。
●『ビッグデータ・ベースボール』
トラヴィス・ソーチック 著/KADOKAWA
●『ダメなときほど運はたまる』
萩本欽一 著/廣済堂出版
「運」というと不確実性が高く、あまり可視化出来ないものと思うかもしれませんが、2010年以降に流行的なワードとなっている「ビッグデータ」や「量子論」という観点から見るとリアルに存在するものとして認識できるようになります。
ビッグデータとは大なり小なり集めた膨大なデータ同士を比較検証することで、人の動きや思考の傾向が見えてくるもの。例えば集めたデータから人が「こう言えばこう動く」という結果がわかればそれは「ついてる人とついていない人」の言動パターンがわかってしまうということに繋がります。
で、そんなデータと運の関係を繋げるのに役立つのが冒頭の2冊。この2冊はどちらも「野球」というテーマで繋がっているんですが、それぞれビッグデータと運を使って、うまく結果を出す方法が書かれています。
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