美人東大タレントが伝授。夏休みの「帰省中」も集中できる勉強法

 

(2)夏休み特訓合宿

学校で夏休みの宿題も出たり、塾の模試に向けて勉強したり、夏休みはやることがいっぱい! そんなときには、特訓合宿スタイルをとっていました。

「夏を制するものは、受験を制す!」と言われているように、夏休みの過ごし方でぐっと差が開きます

受験は、時間との勝負!はやく始めるにこしたことはなく、早いもの勝ちです。夏の山をのりきって、そこで勢いをつけることができれば、順調なペースで秋以降も勉強を進められそうです。

夏休みは、なんといっても自分が自由に使える時間が多い。まとまった範囲を勉強するには、絶好のチャンスです。

よく塾で夏休みの夏期講習があったり、泊りがけで特訓合宿を行ったり、いろんな過ごし方があることでしょう。私の場合は、帰省先で特訓合宿を行っていました。

小さい頃は、帰省先の部屋に特訓部屋が用意されていて、祖父母も家族もそろって勉強を応援してくれていました。

その特訓部屋は、冷房のおかげで涼しくて、机と椅子があって、静かで落ち着く空間でした。窓際に机があったので、カーテンをあけたら、お庭の景色を眺めることもでき、癒やされました。

特訓スタイルの勉強法は、集中力を使います。ある程度まとまった時間をとって、ぶっとおしで勉強し続けます。

自分で勉強時間を決めて、その特訓部屋に入ったら、簡単には出てこれません。ここまで終わらせるという目標を自分で決めて、それが終わったら、特訓部屋から出ることができます。

そして、目標を達成したら、ごほうびが待っています。ケーキなどのスイーツや、桃・メロン・スイカなどのフルーツまで、子どもの好きなものをごほうびに用意してくれました。祖父母が丁寧に桃の皮をむいてくれたこと、今でも忘れません。

そのごほうびが嬉しくて、その気持ちにこたえたくて、一生懸命に集中して、特訓部屋で勉強しました。

その特訓部屋では、1人きりでこもることもあれば、ときには祖父が家庭教師となって個人指導をしてくれることもありました。

年に2回しか会えない、大好きな祖父に、「できたね!よくやったね!」と喜んでほしくて、その笑顔が見たくて、その気持ちが原動力となって、がんばれました。

特訓部屋ですさまじい集中力を発揮できたのは、家族の愛のおかげだと思います。家族からの愛情を感じていたからこそ、自分も何か気持ちを返したくて、それが行動につながったように感じています。

これが、塾の自習室とはまた違った特性であって、年に2回しか帰ることができない帰省先であるという貴重さやそして大切な家族や親戚が見守ってついてくれているという安心感が、帰省先の特訓部屋ならではの独特の雰囲気を生み出しているのです。

高いお金を払わなくても、家を特訓部屋にすることもできます。大事なのは、気持ちをどうもっていくか。自分のためだけではなく、誰かのために何かをしたい。そう思えたときに、莫大なエネルギーが生まれるように思うのです。

私にとって、その特訓部屋はそういう場所でした。そう思えたのも、家族のサポートがあったおかげであり、家族には心から感謝しています。

特訓部屋というと、言葉の響きだけきくと、厳しくてつらそうですが、私にとっての特訓部屋は家族の力を感じられるありがたい場所でした。

力を発揮できる場所をみつけて、充実した夏休みを過ごせるといいですね。夏休みに向けて、計画してみてはいかがでしょうか。

image by: shutterstock.com

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