リモートワークで辛い肩こりと眼精疲労。筋トレのプロの対策は?

shutterstock_1383391190
 

リモートワークが続き、仕事以外にもスマホやテレビを見る時間が多くなり、肩こりと眼精疲労に悩む人が増えています。メルマガ『届け!ボディメイクのプロ「桑原塾」からの熱きメッセージ』著者でサプリメント開発にも携わる桑原弘樹塾長が、それぞれの不調に効く成分について解説。どちらも生活習慣からくる不快で、放置すると治りにくい状態に突き進むと警告し、肩周りのトレーニングや遠くを眺める習慣を前提としてサプリメントを活用すべきと伝えています。

肩こりと眼精疲労

Question

shitumon

コロナの影響で自宅で過ごす事が多くなりました。仕事もテレワークが中心で、家に居るせいかスマホやテレビを見ている時間も増えています。その影響だと思うのですが、肩こりと眼精疲労に悩まされています。サプリメントなどでお勧めのものはありますか?(36歳、男性)

桑原塾長からの回答

確かにライフスタイルは一変しましたね。私も人前でのセミナーやイベントは3月以降一切やっていませんが、ZOOMではトークショーを2度やりましたし、ターザンなどの雑誌の取材はすべてリモートで行っています。

打ち合わせや会議も企業に出向く事はなくすべてリモートですし、トレーニングと買い物以外は今でも自宅で行っているような状況です。さてお悩みの件ですが、まさにパソコンやスマホが原因かと思われます。肩こりに関しましては、入念なストレッチをしつこいくらいにやる事をお勧めします。

そのうえでサプリメント(栄養)的な観点から考えた場合、まずはチアミン(ビタミンB1)が代表的です。筋肉や神経系に効くビタミンなので、もうひとつのお悩みの眼精疲労にも効果があると思います。肩こり改善の医薬品には、たいがいチアミンが配合されていますから、薬としても効果は立証されているといっていいでしょう。

ちなみに医薬品のビタミンB1とサプリメントのビタミンB1は効果が違うのかと言われれば、基本的には同じと考えていいかと思います。多くの医薬品の場合は化合物本体に側鎖が付いた誘導体となっていて、吸収が良くなったりはしていますが、生理活性自体は構造が同じであれば同じと考えていいかと思います。

また血流をよくするビタミンEも肩こりにはお勧めのビタミンなので、マルチで摂取をするか、ビタミンB1をメインにEを追加するかといった感じになります。

スポーツサプリメント的なアイテムで言えば、NO系もいいかもしれません。具体的にはアルギニンとシトルリンになりますが、NO(一酸化窒素)の材料となって血管を柔らかくしてくれます。ストレッチと併用する事で血流がスムーズになりますので、肩こりにも効果的でしょう。

肩こりは同じ体勢でじっとしている事によるものですから、出来れば肩トレなどのトレーニングという要素を取り入れていく事で根本解決に近付くと思います。

print
いま読まれてます

  • リモートワークで辛い肩こりと眼精疲労。筋トレのプロの対策は?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け