ちなみに、デボラさんのお婆さんは、ヒトラーの足は鶏のような足だと信じているそう。実際に見たことはないけど、靴を脱いだらそうなっているはず。だって、あんな虐殺は人間がするようなことじゃない。そんなことできるのは、悪魔しかいなくて、だから足は鶏のような奇妙な足なのだ。そして、神様がユダヤ人に罰を与えるため、ドイツ人を悪魔にしたに違いない…という考えからきているのだそうです。
この超正統派ユダヤ教以外でも、寄付をすることで守ってもらえますとか、水晶を買うと幸せになれますといった考え方はありますが、ユダヤ教超正統派は、その究極版という感じなのでしょう。
デボラさんはユダヤ教超正統派から亡命しドイツで生活していますが、他人を信じるということをしてこなかったので、他人を受け入れることができるようになりたいとコメントしていて、なかなか印象的でした。負の行動は負の感情を作ってしまうことの典型例なのかもしれません。
というわけで、彼らの事情を知れば知るほど偏った生活様式や考え方を一方的に非難しきれないわけですが、だからといってまた別の人たちが迷惑を受けてはいけないわけなので、共通した秩序を守るため、法律があり、今回のように、この地域限定の強制ロックダウンを自治体が実行したわけなのです。
で、強制ロックダウンしたらしたで、反対する人たちが、暴動に近いデモを行いマスクを焼いたりして抗議してまして、なかなか激しい気性?なのかなと思うわけですが、背景には宗教観からきている信条があるわけなのです。改めてこのあたりは勉強しておいたほうが良いなぁと感じているところです。
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