京大教授が唱える小池百合子知事=クロちゃん説。人の不幸につけ込むクズなコロナ対策

 

もちろん、その対処を間違えば、人々の不満が一気に高まり、自分をたたき出すリスクもあるにはあるのですが、旨くやれば自分にとって大変に心地よい満足な状態を得ることができるのです。

だから小池は、幾分のリバンドがあることの方がうれしいのです。

すなわち彼女は内心、緊急事態が空けて平穏になっちゃうと私の出番がなくなっちゃうじゃない、と一瞬不安に思ったでしょうが、今、リバウンドだ何だとメディアが騒ぎ始めたので、ほっと一安心しているところなのです。

ちなみに、こういう人の不幸を喜ぶクズは小池だけじゃ無く、コロナをあおり立てたいメディアも同じ。リバウンドの徴候を見て「あぁ、よかった、これでもうちょっと、コロナ商売、続けられるわぁ」と思っているのです。

…で、こういうのは、クロちゃんの様な女にもてたいクズ男と全く同じ心境。口説きたい対象の女の子に、なんかの悩みがあれば、自分を頼ってくる、で、そこで、彼女を満足させてあげるような対処ができれば自分の株が上がる、だから、もっとこの子に悩みがあれば良いのにーーーなんてことを願う心境になるわけです。

で、そうやって「手に入れる」事ができれば、後はその女の子の事何んてどーーーでも良くなってまた、別の女の子を物色しにいって、その女の子はゴミの様に捨てられることになるーーということを繰り返すわけです。

ホント、この男クズです。そして、欺された女の子はかわいそうの一言。

で、このクズ男=クロちゃんと、小池は全く同じ構図にあるのです。で、今欺されているのは、都民であり国民だ、という次第。

ちなみに、今、小池が人気があるのも、そして、そんな小池のウソがバレても、まぁ、小池でいいじゃん、っていう空気が漂ってるのも、今、世間にはクロちゃんみたいな男しかいないじゃん、っていう風潮が日本国中に蔓延しているからに他なりません。

まぁ、男は女を口説くときに嘘つくのなんて当たり前だよなぁ、なんて事が常識の様になりつつ有る世の中では、政治家が有権者に嘘つくのなんて当たり前だよなぁ、という常識が蔓延することになるのです。

しかし、世の中には、好きになった女性にウソをつかずに誠実に向き合う男性も確実に存在する筈です。そういう男性は、自らの欠点をさらけ出しながらひたすらにその女性の幸せを願い、その女性のために自分自身ができる全ての事を差し出がましくはなかろうかと自問しながら行おうとし、そして、その女性の不幸を一緒に哀しみ、その女性の幸せを一緒に喜ぶ筈です。

おそらくは、そういう男性が存在するということを知らない女性は、男はみんなクロちゃんみたいな奴しかいないと「誤解」してしまい、だったらもっと自分に一番メリットが多きいクロちゃんは誰だろうかと考え始めてしまうことになるのです。

何と言う不幸ーーー。

そうなると、クロちゃんを目にしても「なんと不埒な奴なんだ!」と憤ることもなくなり、「あぁ、いつものクズでしょ。クズの割にはまぁ、愛嬌があっていいじゃん」くらいの認識になってしまうのです。

…それこそ、今の国民が小池、さらには菅を見る目線なのです。

(メルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』より一部抜粋・敬称略。続きはご登録の上、お楽しみください)

藤井聡氏の活動をサポートできる有料メルマガ登録・詳細はコチラ

 

※2021年4月中に初月無料の定期購読手続きを完了すると、4月分のメルマガがすべてすぐに届きます。

こちらも必読!配信済みのバックナンバー!

2021年3月配信分
  • 【小池=クロちゃん説】小池知事のコロナ対策は単なるポーズ。クロちゃんが口説く女性にだけ優しいのと全く同じ(3/27)
  • 緊急事態宣言が解除された今こそ、「コロナ自粛の不条理さ」の徹底検証・徹底周知が絶対必要です!(3/20)
  • 東日本大震災から10年、「国土強靱化」は何故進まなかったのか? ~財務省「一強」状態が日本脆弱化の根本原因である~(3/13)
  • 政府の腐敗は国民が「怒り」を忘れた事の必然的な帰結である ~日本人は「怒るべき時に怒る感覚」を思い起こさねばならない~(3/6)

2021年3月のバックナンバーを購入する

2021年2月配信分
  • 「ワクチン接種」は予定通りに絶対進まない ~菅長男接待に象徴される菅”腐敗”政権がまともに機能できない本質的理由~(2/27)
  • コロナ対策についての実証研究から、日本政府が「相当な馬鹿」である事が学術的に示されました。(2/20)
  • 「ポリコレ」というモノの見方を、今回の「森喜郎発言」騒動や「コロナ」騒動を機に是非しっかり身に付けて下さい。(2/13)
  • 「皆で自粛してコロナを乗り越えよう」物語をどうすれば転換できるのか?~精神病理学に基づく集団的コロナ脳現象へのアプローチ~(2/6)

2021年2月のバックナンバーを購入する

 2021年1月配信分
  • 世論に併せて緊急事態宣言を取り敢えず延長する政府と、それを何とも思わない世論の冷たさが、多くの人を自殺に追いやっている。(1/30)
  • この度、田原総一郎氏と対談本を出すことになりました。田原氏の佇まいに西部先生の面影が垣間見え、感慨深い対談となりました。(1/23)
  • 政府の緊急事態宣言が出鱈目なのは「惰性だけで出しているだけの年賀状」の様に「いい加減に出された」ものだからである(1/16)
  • 政治家達の責任逃れのための「緊急事態宣言」。そんな中で、国民被害をホントに回避・軽減するために一体どうすればいいのか?(1/9)
  • 新年最大の山場は総選挙。消費減税・凍結の成否は、菅内閣の支持率がどこまで下落するかの一点にかかっている。(1/2)
  • 【新年特別号】2021年の日本はどうなる?コロナ・不景気・菅政権の3大問題解決に必要なこと(1/1)

2021年1月のバックナンバーを購入する

 2020年12月配信分
  • 菅内閣はなすべき対策を「過剰自粛」し、日本破壊を加速している。(12/26)
  • 支持率が一気に下がった決定的原因は菅義偉の「ショボさ」にある~ウェーバーの「政治的カリスマ性」の総理にとって重要性(12/19)
  • 菅政権による国民窮乏化策 ~コロナ禍で所得補償「せず」に高齢層/子育て層への「実質増税」を断行する我が国政府~(12/12)
  • 都構想やコロナ等、世論に批難されながら発言し続けるために、日々どのように自説を「吟味」し続けているか?について。(12/5)

2020年12月のバックナンバーを購入する

image by: 東京都知事 小池百合子の活動レポート - Home | Facebook

藤井聡この著者の記事一覧

京都大学大学院・工学研究科・都市社会工学専攻教授、京都大学レジリエンス実践ユニット長。1968年生。京都大学卒業後、スウェーデンイエテボリ大学心理学科客員研究員,東京工業大学教授等を経て現職。2012年から2018年まで内閣官房参与。専門は、国土計画・経済政策等の公共政策論.文部科学大臣表彰、日本学術振興会賞等、受賞多数。著書「プライマリーバランス亡国論」「国土学」「凡庸という悪魔」「大衆社会の処方箋」等多数。テレビ、新聞、雑誌等で言論・執筆活動を展開。MXテレビ「東京ホンマもん教室」、朝日放送「正義のミカタ」、関西テレビ「報道ランナー」、KBS京都「藤井聡のあるがままラジオ」等のレギュラー解説者。2018年より表現者クライテリオン編集長。

有料メルマガ好評配信中

  メルマガを購読してみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~ 』

【著者】 藤井聡 【月額】 ¥880/月(税込) 【発行周期】 毎週 土曜日

print
いま読まれてます

  • 京大教授が唱える小池百合子知事=クロちゃん説。人の不幸につけ込むクズなコロナ対策
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け