「稼ぐ講師」が技術を伝授。アプローチ別オリジナル研修の作り方

 

例えば中華料理のメニューをできるだけ多く挙げてみてください。マーボー豆腐、チンジャオロースー、タンメン餃子…まだまだ挙げられますよね。もうこれ以上は無理と思えるほどに列挙したら、それらをジャンルでグルーピングします。肉料理、魚料理、麺類、ご飯もの、点心…など。

グルーピングできたら、そのグループの中で優先順位をつけます。 さらにそのグループ自体にも優先順位をつけます。その結果が、中華料理店のメニュー表です。

メニュー表を開くとまず麺類が登場する店が多いでしょうか。少なくともいきなりデザートを載せる店はないはずです。そして各ジャンルにおいてその店のオススメが上位に並んでいることでしょう。この中華料理店のメニュー表が、まさにコンテンツなのです。

いかがでしょうか。コンテンツ作りのアプローチは2つあり、それは「大→小」と「小→大」であることが伝わったと思います。問題はどちらの方法論があなたにFITしているかでしょう。ひとつ整理をするなら、このようなモノサシで選んではいかがでしょう。

「大→小」:論理思考が得意なタイプ
「小→大」:「とにかく伝えたいことはたくさんあるの」といったタイプ

「大→小」はまさにロジックツリーの構造そのものです。だからいわゆる論理思考が得意な人にはしっくりくる方法でしょう。一方、そのような思考が苦手な人は自分の言いたいことを体系立てることに苦手意識を持っています。しかしだからと言って研修の参加者に伝えたいことがないわけではありません。伝えたいことはたくさんあるはずです。「あれも伝えたい、これも伝えたい」なタイプの方は、こちらの方法でとにかく細かい素材を数多く列挙する方法と相性が良いでしょう。

ところで、この話題になると必ず次の質問をいただくことになります。「順序づけ(→)はどう考えたらスムーズにできるのでしょうか?」確かに。順序づけ、とても大事ですね。

ヒントは先ほどご紹介した「STEP1」にあります。そもそも研修とは、受講者をある場所に導くために行います。私の専門であるビジネス数学であれば、データに弱い人を強くさせる、会社の数字が読めない人を読めるようにさせる、といった感じです。ですからあなたの研修も「どんな人がどうなるのか」が言語化されているはずです。

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