マインドならぬ“マウントフルネス”な社会を生き抜くためのアホな参考書(褒め言葉)

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あなたが気づかないうちに、実はマウントをとられていませんか?無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』の著者である土井英司さんが今回紹介するのは、さりげなくマウントをとるためのノウハウを集めた一冊。はびこるステルスマウントで評価が上がっていた、なんてことを回避するためにも必読かもしれませんよ。

【この時代にあえてマウント】⇒『人生が整うマウンティング大全』

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人生が整うマウンティング大全

マウンティングポリス・著 技術評論社

こんにちは、土井英司です。

みなさんは、かつてホイチョイ・プロダクションが出した『見栄講座』という本をご存知でしょうか?

※参考:『見栄講座─ミーハーのための戦略と展開

脱・マニュアルが叫ばれた時代に、究極のマニュアル本として出され、世を驚愕させた、歴史的ベストセラーです。

「見栄キャリアウーマン」(キャリアウーマンが卒業すべき大学や行動様式が書かれている)や、「見栄スキー」(スキー板を車に取り付ける際の向きなど、カッコつけるためのマニュアル)など、見栄を張るためのくだらないノウハウが書かれており、大爆笑しながら読んだのを覚えています。

本日ご紹介する一冊は、そんな『見栄講座』を彷彿とさせる、現代における究極のマニュアル。

「マウンティング」が忌避される現代に、あえてマウンティングを生き抜くためのノウハウととらえ、その技術を紹介した、とんでもなくアホな一冊です(笑)。

第1章で紹介されているのは、「グローバルマウント」「学歴マウント」「教養マウント」「達観マウント」「虎の威を借るマウント」などのマウントのパターンとレシピ。

それぞれに例文が載っているのが、またアホらしくてたまりません。

第2章では、「武器としてのマウンティング術」を紹介。

「自虐マウンティング」「感謝マウンティング」「困ったマウンティング」
「謙遜マウンティング」「無自覚マウンティング」など、一見マウントに見えないけれど、しっかりマウントを取る高度な技が紹介されています。

これまで、さりげなく紳士的なマウントを取ってきた方も、本書でノウハウが公開されたことにより、今後は戦術変更を余儀なくされるかもしれません。

知らないうちにマウントを取られ、「相手がすごい人に見えていた」という人も、これでトリックを知ることにより、人を見る目が養われるに違いありません。

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