いじめ加害者側とは思えぬバカな決断。被害者を訴えた逆ギレ保護者の呆れた「斜め上」発言

 

盛っても作ってもいない暴力いじめ加害保護者の発言

暴力加害保護者 「うちの子は確かに下級生を殴ったり蹴ったりしました。でも子どもの喧嘩のレベルです。大したケガもしてません。それなのに、やれ、重大事態だ、第三者委員会だ、と大騒ぎになって、ニュースにまで取り上げられて、まるで犯罪者扱いです」

どこからこの人に説明をすれば理解するのだろうかと思考を重ねてみるが、おおよそ理解しあえないレベルではないかと正直、思ってしまう。

そもそも、子どもだから刑務所に入らないだけで、行為自体は暴力であるから犯罪行為だ。しかも、下級生の体格差があるこどもを、殴ったり蹴ったりしたら、当然、怪我をするだろう。

ちょっと擦りむいた、青あざになったでも怪我は怪我だ。必ず全治〇週間とかの診断が下される。

しかも、殴る蹴るという意思に基づいて行動をしているから、何かの回避とか防衛するために手で払ったところ尻もちをついたなど過失の範疇ではない。理由はどうあれ、攻撃をするために故意に行った行為となる。

やったことは犯罪行為であり、重大事態いじめになれば、当然に第三者委員会による調査というものは視野に入ってくるわけだ。第三者委員会が調査をすれば、報告書が作られて答申となる。その際に、加害保護者にも説明があるはずなのだ。

通常、第三者委員会が市区町村など設置権限のある教育委員会や学校法人に報告をする場合、地域の記者クラブなどにも公にされる。記者クラブに連絡があれば、記者会見があったりして地元テレビのニュースや新聞に報じられる。

ただし、まず全ての公にされる情報には、加害者の氏名は出されることは絶対にない。報告書では黒塗りになるかABCDなどで表記される。ニュースなどではそこまで深堀りすることはない。いじめが認定された、自死や不登校との因果関係は?学校や教委の対応は?などが出される程度だ。

確かに同級生などなら誰の事かわかるであろうが、同じ学校でも学年が違うなどで、例えば報告書に書かれたA加害者とは〇×君だとの特定までには至らないことも多い。さらに、地域が異なれば、興味持たないかもしれないし、次々にあふれ出る報道や事件で記憶に残らない人の方が大半だろう。

ニュースになるのは当然、それだけのことをしたのだ。

しかし、「じゃあどうしたいんですか?」と問えば、こう言ってくるのだ。

暴力加害保護者 「被害者を訴えたいんです」

あほか!それだけのエネルギーがあるなら、いじめをしない子に教育し直しなさい。馬鹿タレがっ。

これを読む大半の方が、こんな親いるのか?なんか作ってない?と思うかもしれない。

それに、こんなどうしようもない訴えを仕事として受ける弁護士なんていないだろうと思うだろう。

しかし、いたのだ。

私はしっかり記憶している。

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