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なぜ趣味の世界だったトレーディングカードやコインが投資対象に?金融商品化が進む実物資産=田中徹郎

コインだけじゃない実物資産の金融商品化

これはコインだけのお話ではありません。

僕は先に挙げた実物資産のなかでもコインは最も金融資産化が進んでいると思いますが、腕時計やウイスキー、ワインなどを対象にしたオークションも近年増えてきたように思います。

グレーディングという点ではコインに比べ出遅れてはいますが、ウイスキーや腕時計も、そのうち鑑定会社による鑑定/格付けが一般的になるに違いありません。

すでにトレーディング・カードやディズニーのヴィンテージ原画、時代性のあるアニメ本などは、アメリカの大手鑑定会社CGC社による鑑定が一般化しつつあります。

近い将来コインに続き、腕時計やウイスキー、ワインなど他の実物資産も、金融商品化が進むのではないでしょうか。AIやITの進化によって鑑定技術は向上するでしょうし、ネットの大容量化によって売買もさらに容易になると僕は思います。

外部環境を見ても、危機の度に紙幣が大量に印刷される構図に変化があるとは僕には思えません。

このようなことから実物資産投資は「オルタナティブ投資(代替投資)」として定着すると思いますし、市場規模もさらに拡大するのではないでしょうか。

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image by:Triff / Shutterstock.com
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一緒に歩もう!小富豪への道』(2021年7月8日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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