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東京マラソンもWBCも株式投資の好機!スポーツイベントで業績拡大を期待できる日本企業5社=田嶋智太郎

デサント<8114>

2014年から大谷翔平選手とアドバイザリー契約を結んでいる。昨年は49着限定生産の「水沢ダウン」特別モデルや、オリジナルデザインのTシャツ・キャップ・タオルの大谷アニバーサリー計4アイテムを展開(もちろん完売)。

一方、スイムウエアの『アリーナ』においては、各流通で堅調に推移しており、特に直営店でトップスイマーモデルが好調に推移している。韓国でもアリーナのシェアは高く、同国でプールの開業率が回復してきたことも追い風となっている。

足元は、国内事業が各ブランドの在庫適正化で値引き処分減り、想定超の利益率改善。2/6に23年3月期通期の業績予想と配当予想を上方修正している。売上高が前期比8.4%増の1180億円、営業利益は同57.6%増の81億円、純利益は同60.5%増の100億円と過去最高を見込んでいる。
24年3月期は国内が一段と改善する見通しで、連続して過去最高益を更新すると見られる。

デサント<8114> 日足(SBI証券提供)

デサント<8114> 日足(SBI証券提供)

株価は、足元で一目均衡表の週足「雲」を上抜けてきており、目先に調整局面は興味深い。同社製品が30%オフとなる株主優待制度も魅力。

ゴールドウイン<8111>

ラグビー王国であるニュージーランドで生まれたカンタベリー。昨年、連結子会社のカンタベリーオブニュージーランドジャパンを同社は吸収合併している。

足元は、街着でも人気化のノースフェイスが今期も牽引している。春夏商品に続き、下期は高単価のダウン等が数量を伸ばした。

2/7に通期予想を上方修正。売上高が前期比15.5%増の1135億円、営業利益は同23.0%増の203億円、純利益は同39.4%増の200億円と過去最高を見込む。ちなみに、連結営業利益の通期予想に対する3Q時の進捗率は90%に達しており、なおも上ブレ余地があると考えられる。

ゴールドウイン<8111> 日足(SBI証券提供)

ゴールドウイン<8111> 日足(SBI証券提供)

株価は、昨日(2日)昨年来高値を更新。目先は少々過熱感も漂うが、期末に向けて株主優待狙いの買いが舞い込む可能性も高い。

Next: まだあるスポーツイベント関連銘柄、暖かくなればさらに伸びる?

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