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ソシオネクスト株価5倍からの急落ストップ安…買い?売り?長期投資家が半導体銘柄で取るべき戦略=栫井駿介

2022年に上場

2018年頃から営業に力を入れ始めて商談を獲得し、それが製品化に至ることで売上が一気に伸びて、2022年に上場となりました。

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株価を見てましょう。

ソシオネクスト<6526> 日足(SBI証券提供)

ソシオネクスト<6526> 日足(SBI証券提供)

上場が2022年10月で、上場価格が3,360円でした。

それが今では2万円を超えているということで、上場から半年ほどでおよそ5倍になっています。

株価が上がっている大きな理由としては、やはり目先で半導体銘柄に対してものすごく需要が集まっていることがあります。

ChatGPTに代表される生成AIには多くの半導体が必要ということで、関連するアドバンテストやディスコなどの半導体銘柄が大きく上がっていますが、ソシオネクストもこの波に乗れるのではないかという期待が先行して株価が上がっています。

また、上場直後の銘柄は株価が動きやすいもので、良いニュースや大きな需要があると一気に伸びる傾向にあります。

ソシオネクストに関しては、上場時が半導体市場が厳しいと言われていた時で、かなり割安での上場となりました。

そこから業績の上方修正があったことでじわじわ伸びてきて、直近の半導体ブームで急伸したという側面があります。

半導体ブームでまだ上がる?

ソシオネクストは実際に半導体ブームの恩恵を受けるのでしょうか。

既に開発して製品化されている半導体が生成AIのデータセンターに使われるものということであれば売上が一気に伸びる可能性がありますが、生成AIに使われるGPU(画像処理半導体)は9割以上のシェアをNVIDIAが占めていると言われていて、NVIDIAは設計を自社のみで行っているためソシオネクストが入り込む余地はありません。

したがって、生成AIの影響で業績が大きく上振れする可能性は低いのではないかと思います。

株価としても少し人気化しすぎているところがあり、上がりすぎということでストップ安になっているのが今の状況であると考えられます。

PERも40倍を超えていてかなり高い水準となっています。

もちろん今後も長期的に業績が伸び続けるのだとしたらPER40倍でもそれほど高くないと言えますが、ビジネスモデルを考えるとそれは難しいのではないかと思います。

ソシオネクストの業績は割と読みやすいもので、前期からの売上高の伸び率は良くて十数%といったところかと思います。

半導体ブームの恩恵は受けるかもしれませんが、一方で半導体などの設備投資産業は、一気に伸びる時もあれば一気にしぼむときもあります(シリコンサイクル)。

その不安定性を考えると、今のPERは少し行き過ぎなのではないかと思います。

Next: 実力値的には株価は1万~1万5,000円が妥当な水準か

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