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「節約してるつもり」が大損に?やってはいけない4つの節約パターン=川畑明美

「節約」は大切ですが、間違ったやり方をすると、かえってお金がかかってしまうことも。今回は「やってはいけない節約」の4パターンをお伝えします。本当に意味のある節約とは何かを考えながら、賢いお金の使い方を学びましょう。(『 教育貧困にならないために 教育貧困にならないために 』川畑明美)

やってはいけない節約4パターン

節約には、やってはいけないパターンがあります。次の4つです。

  1. 体に悪い節約
  2. 信用を失う節約
  3. 楽しみを削る節約
  4. 企業のマーケティングにはまった節約

「体に悪い節約」とは、食事の節約などでもよくみかけます。

たとえば「業務用のチキンナゲット」など揚げるだけとか、レンチンするだけの加工品の方が安価です。魚を買うよりも、魚肉練り製品の方が安価です。

ところがそういった製品の中には、安い分、添加物も含まれているのです。「安い食品=節約」だと思っていると、体に危険な食べ物を食べていることになってしまいます。

「安さ」だけを見て食品を買う。そういう「節約術」は、将来の高い治療費となって家計の負担になってしまうのです。

次に「信用を失う節約」について考えてみましょう。

自分にかけるお金を節約するのは良いと思いますが、人にかけるお金までケチるのは、信頼を失いかねません。

ケチと節約は別物です。

まわりから卑しく思われてしまう節約もある

信頼できる人間関係はお金では買えませんが、お金が原因で失うことはあります。

家族に節約を強要するのも、程度を考える必要があります。やりすぎると離婚の危機や子どもからは毒親と思われてしまう可能性もあります。

誰もが知っているラグジュアリーブランド『シャネル』の創業者であるココ・シャネルは、次の名言を残しています。

「贅沢を貧乏の反対と考えている人がいるけど、それは違う。贅沢とは下品さの反対なのよ」。

辞書を引くと、贅沢の反対語は「質素」です。シャネルが指摘するように「贅沢」を貧乏の反対と考えてしまうことは、ままあります。

贅沢とは、必要としている以上の消費のことです。

必要以上の消費でも人によってはこだわりがあり、「これだけは贅沢をする」というものはあるでしょう。こだわっているモノに贅を尽くすのは、悪いことではありません。

そしてシャネルが贅沢の反対語とする「下品」とは、品性が劣ること・卑しいことを指します。

下品な人という時の「下品」には、まわりから卑しく思われることをしているということです。「信用を失う節約」を続けていると、まわりから卑しく思われてしまうということです。

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image by:beauty-box/ Shutterstock.com

教育貧困にならないために 教育貧困にならないために 』(2025年2月2日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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