6日の日本株市場は売り先行で始まり、下値の堅さを見極めながらの押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。5日の米国市場はNYダウが784ドル安、ナスダックは58ポイント安だった。イランが報復攻撃を激化させると表明するなど、イラン情勢の混乱が長期化するとの懸念から再び原油相場は上昇を強めたことがリスク回避姿勢に向かわせた。米政府がAI(人工知能)半導体輸出規制案を準備していると報じられたことも重荷になった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比530円安の54610円。円相場は1ドル=157円50銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで56120円まで買われた後に一時53950円まで売られる場面もみられており、本日もボラティリティの大きい相場展開になりそうである。日経225先物は25日線に上値を抑えられる一方で、下値はボリンジャーバンドの-1σが支持線として意識されていた。昨日の日経平均株価は一時25日線を突破する場面もみられたが、その後は上げ幅を縮めていた。先物同様に25日線が抵抗となる一方で、-1σが位置する54145円辺りが意識されやすいだろう。
また、週前半の大幅な下げによって売り一巡後は押し目狙いの買いが入りやすいだろうが、イラン情勢への警戒から週を跨ぐポジションは取りにくいほか、リスク回避姿勢に向かわせるなかで持ち高を圧縮する動きが続きやすいと考えられる。米雇用統計については先日のADP雇用統計の内容から警戒感は強まらないだろうが、地政学リスクへの警戒から短期的な売買にとどまりそうである。
物色としては米当局によるAI半導体の規制報道を受けて、アドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向が注目される。下へのバイアスが強まる局面では日経平均株価の重荷になりやすく、これが先物市場での売りにつながりそうだ。外部要因の影響を避ける狙いから、新興市場の中小型株での値幅取り狙いの動きに向かわせよう。
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