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NYの視点:FRBは伝統的にオイルショックは見守る、米年内の利上げ観測後退し再び利下げ織り込む

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米国のベッセント米財務長官はインタビューで、より多くの船舶がホルムズ海峡を通過しており、米国がいずれ、ホルムズ海峡の掌握取り戻すと述べた。一方、イランは近隣の石油生産国の施設などを破壊。専門家は、状況が改善したとしても石油供給や輸送が正常化するにはかなりの時間を要すると警告している。石油価格の高騰は長期化する可能性が懸念される。

連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は30日のイベントに参加し、労働創出ペースが非常に低い時期、人工知能(AI)、移民政策修正などが労働者の供給、需要が押し下げられており、失業率は低いものの、新卒学生の労働市場が課題に直面すると警告した。現在の状況で労働市場の下方リスクが上昇し利下げを要請する一方、インフレで上方リスクが上昇し、利上げを要請している緊張があり、チャレンジとなると指摘。石油ショックを巡り、FRBのツールでサプライチェーンに影響を与えることはできないとし、いかなるサプライショックも見守る傾向にあると言及。しかし、一連のショックがインフレ期待の上昇につながることもあると警告した。消費者や企業主は物価上昇を予想すると、前倒しで購入を行うため、必然的に価格を押し上げてしまう。議長は今のところ、インフレ期待は抑制されていると加えた。また、「政策は現在の状況がどのように展開するか様子見する良い位置」との見方でしばらく政策を据え置く可能性を示唆。

◇パウエルFRB議長
リスク
「現在の状況は労働市場に下方リスク、インフレにとり上方リスクに」

金融政策
「政策は現在の状況がどのように展開するか様子見する良い位置」

インフレ期待
「インフレ期待は依然抑制されている」

オイルショック
「我々は通常見守る」「FRBのツールはサプライチェーンに影響を与えない」

プライベートクレジット
「極めて注意深く監視」「波及の影響を注視」「プライベートクレジットから銀行への関連性見られず」
「プライベートクレジットは広範でシステミックな影響を持たない」

金融システム
「今のところ堅調」

経済
「中期から長期見通しに楽観的」
「米国経済は引き続きダイナミックで生産的」

労働市場
「労働市場には課題がある」

原油価格の高騰が警戒される中、パウエル議長に加え、ミラン理事もFRBが伝統的にオイルショックを見守る、と言及している。FRBのオイルショックを巡る伝統的に見守る姿勢が明らかになったほか、議長が労働市場を巡り「課題がある」と言及、さらに、プライベートクレジットを極めて注意深く監視してるとし、波及の可能性を注視していると、と指摘。また、当面政策据え置きを示唆したため原油高を背景とした利上げ予想が後退。利下げを再び織り込み始めた。ドル買いの勢いも一段落する可能性がある。

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