1日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。中東紛争の収束に向けた動きが好感され、「有事のドル買い」を巻き戻す展開が予想される。ただ、先行き不透明感は根強く、原油高止まりでドルは売りづらい場面もあろう。
トランプ米大統領はホルムズ海峡の大部分が封鎖された状態でもイランへの攻撃を終了する方針と報じられた。また、ペゼシュキアン・イラン大統領も保証があれば紛争収束に前向きと伝えられ、紛争収束を期待した「有事のドル買い」の巻き戻しが優勢に。ユーロ・ドルは1.1560ドル台に急浮上、ドル・円は158円台後半に大きく値を下げた。本日アジア市場もその流れを引き継いだが、ドル・円は158円台後半で推移した。
この後の海外市場は引き続き中東情勢を見極める展開。米国とイランの仲介役であるパキスタンは終戦案を提示したが、米国側はイランが合意しなければ紛争は激化するとの見方を示しており、今後の協議の行方が注目される。そのため原油相場は高止まり、引き続き世界経済への影響に対する懸念からドルは売りづらい。もっとも、今晩発表の主要経済指標は強弱まちまちとみられ、スタグフレーションへの警戒感が積極的なドル買いを抑制しよう。
【今日の欧米市場の予定】
・17:00 ユーロ圏・3月製造業PMI改定値(速報値:51.4)
・17:30 英・3月製造業PMI改定値(速報値:51.4)
・18:00 ユーロ圏・2月失業率(予想:6.1%、1月:6.1%)
・21:15 米・3月ADP雇用統計(予想:前月比+4.0万人、2月:+6.3万人)
・21:30 米・2月小売売上高(予想:前月比+0.5%、1月:-0.2%)
・22:45 米・3月製造業PMI改定値(速報値:52.4)
・23:00 米・3月ISM製造業景況指数(予想:52.3、2月:52.4)
・23:00 米・2月企業在庫(予想:前月比0.0%、1月:0.1%)
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