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NYの視点:米5月ISM製造業景況指数は4年ぶり高水準、繰り延べ需要が指数押し上げか、価格は予想外に低下

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米供給管理協会(ISM)が発表した5月ISM製造業景況指数は54.0となった。4月52.7から予想以上に上昇し、22年5月以降4年ぶり最高水準となった。5カ月連続で活動拡大圏となる50を上回った。需要の過熱で、新規受注の増加が全体指数を押し上げた。同時に、将来の値上げを見越し、在庫を積み増している可能性も指摘されている。ISM製造業調査委員会のスペンス委員長は在庫の積み増しよりも、繰り延べ需要増加による寄与が大きいとの見解。

重要項目となる新規受注は56.8と、4月54.1から予想以上に上昇し1月来の高水準。5カ月連続で活動拡大圏の50を上振れた。支入れ価格は82.1と、4年ぶり高水準4月84.6から上昇予想に反し低下したことは連邦公開市場委員会(FOMC)にとり朗報となる。ただ、2022年以降の高水準付近を維持した。活動拡大圏は20カ月連続で維持した。雇用項目は48.6と、4月46.4から予想以上に上昇。しかし、32カ月連続で活動縮小圏となる50を下振れた。

中東情勢次第で価格圧力が物価を一段と引き上げる可能性がある。連邦準備制度理事会(FRB)が注視しているコア個人消費支出価格指数4月分は前年比で+3.3%と、前月3.1%から上昇。総合は+3.8%と、目標2%のほぼ2倍。製造業企業は中東情勢を睨みながらの判断となる。

◇米5月ISM製造業景況指数:54.0(4月52.7)
仕入れ価格:82.1(予想85.0、4月84.6)
生産:54.3(4月53.4)
新規受注:56.8(予想54.5、4月54.1)
雇用:48.6(予想48.2、4月46.4)
受注残:52.2(4月51.4)
入荷遅延:60.6(4月60.6)
在庫:49.9(49.0)
輸入:53.0(50.3)

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