金利上昇というリース業最大の敵
最後に、避けては通れないリスクとして「金利」を挙げなければなりません。
リース会社は多額の借金をして物を調達するため、金利の上昇はコスト増に直結します。
現在、日本の10年国債利回りは上昇傾向にあり、外貨建て資産が多い同社にとって、海外金利の高止まりも無視できないリスクです。
金利が上がればリース料も上げれば良いという理屈はありますが、実際にはコストの増加が先に発生し、利益を一時的に押し下げる要因となります。
今回の「表面上の減益」による株価下落も、こうした金利環境への警戒感が背景にあることを忘れてはなりません。
PER 11倍、PBR 0.94倍が示唆する「長期投資」の勝算
これまでの分析を踏まえ、バリュエーションを確認すると、PER 11.7倍、PBR 0.94倍、そして配当利回り3.90%という数字が浮かび上がります。
一般的な基準から見れば、現在の株価は「かなり割安」と言って差し支えありません。
会計上の要因による一時的な現益予想で株価が下がっている今こそ、28期連続増配という揺るぎない実績と、構造改革による将来の収益性向上を信じる長期投資家にとっては、面白い仕込み時になるかもしれません。
素晴らしい企業を適切な価格で買い、素晴らしい企業である限り持ち続ける。
その鉄則に従えば、三菱HCキャピタルは、あなたのポートフォリオを支える堅実な柱となる可能性を十分に秘めています。
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『 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 』(2026年6月3日号)より※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。