■事業概要
6. イノベーションセンターの特長と業績動向
SMK<6798>のイノベーションセンターは、2024年4月に新規事業開発リソースを一本化するため組織を統合して創設された。イノベーションセンターのミッションは1)社会課題解決型のソリューションビジネスの創出、2)独自性のある高付加価値技術・製品の創造、3)ハードウェア+ソフトウェア(アルゴリズム)+サービスの新たなビジネスモデルの創造、CS事業部やSCI事業部でカバーしていない領域を担当する。営業担当者も所属しているため、あくまでも事業主体の組織である。現在は、将来性の高いヘルスケア領域に注力しており、「音声によるあたまの健康度分析技術」と「筋電センサー」の2事業にリソースを集中させている。
イノベーションセンターの強みは、ハードとソフトを融合する技術であり、具体的には1)オープンイノベーションで外部技術を価値化するノウハウ(スカウティング→PoC→事業化を短サイクルで実現)、2)ハードウェアと連携したアルゴリズム開発力(ハードウェア(センサーなど)と連携した実用的なアルゴリズムの開発力)、3)顧客仕様を満たす設計力(回路設計やソフトウェア、アルゴリズムを組み合わせ、様々な顧客の要望を実現)が挙げられる。これらの強みを基盤とすることで、注力分野であるヘルスケア業界において、行政や自治体、医療機関、さらには電力会社や保険会社などの大手民間企業、そして研究機関に至るまで、幅広い組織との連携が可能になっている。
2026年3月期は、これまでの主力ビジネスであった通信モジュール事業をSCI事業部に移管したこともあり、売上高が62百万円(前期比75.2%減)、セグメント損失が379百万円(前期は446百万円の損失)と先行投資フェーズが続いている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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