16日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■相対的にTOPIX型優位の展開を想定
■東宝、1Q営業利益 28.3%減
■コマツ<6301>パナマに部品倉庫、米経由せず中南米供給
■相対的にTOPIX型優位の展開を想定
16日の日本株市場は売り先行で始まった後は、半導体株の底堅さを見極めながらの押し目狙いのスタンスになりそうだ。15日の米国市場はNYダウが150ドル高、ナスダックは162ポイント高だった。6月の米消費者物価指数(CPI)に続き、6月の卸売物価指数(PPI)も予想を下回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測が一段と後退。金利低下を背景に、大型テック株が買われた。シカゴ日経225先物は大阪比1065円安の67795円。円相場は1ドル=162円00銭台で推移。
日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする形で売りが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで開始直後につけた68770円を高値に下へのバイアスが強まり、一時67100円まで下げ幅を広げ、ボリンジャーバンドの-1σ(67780円)を下回ってきている。前日に25日線に接近していた日経平均株価は、-1σ(67290円)が意識されてきそうだ。
米国ではアップルやアルファベット、アマゾン・ドット・コムなど大型テック株が買われたが、一方で、マイクロン・テクノロジーなど半導体株の一角が売られており、フィラデルフィア半導体(SOX)指数は2%あまり下落している。米国市場の上昇の流れから全般は堅調な相場展開が期待されるものの、指数インパクトの大きい半導体やAI関連株に利益確定の売りが入りやすく、日経平均株価の上値を抑えてきそうだ。
そのため、指数インパクトの大きいキオクシアHD<285A>やアドバンテスト<6857>、東エレク<8035>にらみの展開になりそうだ。また、米国ではSKハイニックスのADR(米国預託証券)が9%あまり下落した。連動性が高まっている韓国市場の動向に関心が集まりやすく、SKハイニックスやサムスン電子が弱い値動きをみせてくると、先物主導で売り仕掛け的な動きが強まる可能性はありそうだ。一方で、メガバンクなど内需系に資金がシフトする展開に向かいやすいと考えられ、相対的にTOPIX型優位の展開を想定。
■東宝、1Q営業利益 28.3%減
東宝<9602>が発表した2027年2月期第1四半期の連結業績は、営業収入が前年同期比4.6%増の887億4200万円、営業利益は同28.3%減の138億6900万円だった。IP・アニメ事業では、製作出資したTOHO animation作品の国内外の配信利用、各種配分金収入が業績に貢献した。映画営業事業の営業収入は143億1500万円(前年同期比10.2%増)、営業利益は48億1600万円(15.1%増)となった。
■前場の注目材料
強気材料
・日経平均株価は上昇(68751.51、+1008.01)
・NYダウは上昇(52658.64、+150.37)
・ナスダック総合指数は上昇(26269.23、+162.22)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・コマツ<6301>パナマに部品倉庫、米経由せず中南米供給
・三菱電機<6503>32年に試験機打ち上げ、宇宙軌道間輸送を実証
・大日本印刷<7912>協和ファーマケミカル買収、医薬品受託を強化
・安川電機<6506>AIロボが自律作業、グーグル系と連携
・三菱重工<7011>サウジにボイラ部品、発電所燃料転換に対応
・ブルーイノベーション<5597>ドローンでインフラ監視、本格展開
・JR東海<9022>ボルトの緩み塗料で検出、プラナスケミカルと開発
・SMC<6273>FAでサイバーセキュリティー認証
・KOA<6999>三菱電機、金属腐食検知センサー技術を許諾
・スズキ<7269>東広島で新交通システム、自動運転技術を検証
・BIPROGY<8056>環境情報開示を一元管理、支援、過程を追跡・正確性向上
・日立<6501>日立エナジー、高圧直流変換所を受注、伊-チュニジアで
・京都FG<5844>京都銀行、NECの為替BPOを稼働、地域金融DXに貢献
・三洋化成工業<4471>人工たんぱく質8倍、京都で増産、米開拓へ
・東京建物<8804>大規模再開発、東京駅八重洲口に複合ビル
・エーザイ<4523>認知症薬、米で承認、治療初期、皮下注射可能に
・JCRファーマ<4552>筋ジストロフィー薬を来年国内発売
☆前場のイベントスケジュール
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