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Photosynth、Q2売上は前年比32%増、営業利益は同61%増と大幅増収増益 大口案件が寄与

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2026年8月13日に発表された、株式会社Photosynth2026年12月期第2四半期決算説明の内容を書き起こしでお伝えします。

アジェンダ

河瀬航大氏(以下、河瀬):本日はご参加いただき、誠にありがとうございます。Photosynthは約半年前に2026年から2028年の中期経営計画を発表しました。本日は、その中期経営計画の6分の1が経過した時点として、売上や利益、今後の戦略、そして進捗状況についてお話しします。

エグゼクティブ・サマリー(2026年12月期 第2四半期ハイライト)

2026年12月期第2四半期の決算発表を行います。エグゼクティブ・サマリーと事業のアップデート戦略についてお話しします。

まずは、エグゼクティブ・サマリーです。ポイントは、大きく3点あります。

1点目は、売上成長率が前年同期比で30パーセントを超えました。特に「Akerun」の大型顧客の受注が好調でした。また、住宅向けのMIWA Akerun Technologiesの受注や「Migakun」の受注も非常に好調であり、第2四半期を通じて顕著な成果が見られたと考えています。

2点目は、営業利益が前年同期比で60パーセント超の増加を達成しました。調整後EBITDAも前年同期比で65.7パーセント増と、大幅に利益が改善しています。

3点目は、1社当たりの平均リカーリング単価も非常に伸びており、前年同期比で13.4パーセント増となり、過去最高のリカーリング単価を記録しています。

2026年12月期 第2四半期(単独) KPI ハイライト

スライドは、第2四半期単独の数値です。売上が10億3,000万円、ARR(リカーリング売上)が35億円、1社当たりのリカーリング平均単価が5万542円、売上総利益が7億4,000万円、調整後EBITDAが1億9,000万円、営業利益が8,000万円、純利益も8,000万円となっています。

2026年12月期 第2四半期(累計) 対通期計画比

田中元氏(以下、田中):執行役員CFOの田中です。第2四半期の決算詳細についてご説明します。まず、第2四半期累計の業績の対通期計画比です。

売上は20億5,000万円で、進捗率は50.5パーセントとなっています。当社のビジネスは下期に売上が徐々に積み上がる下期偏重のストックビジネスであり、非常に順調な推移だと考えています。営業利益についても進捗率は70パーセント超と、こちらも非常に順調に推移しています。

2026年12月期 第2四半期(累計) 対前年比

第2四半期累計の実績における対前年比の数字です。売上は前年同期比で30パーセント近く増加し、非常に大きな伸びを見せています。売上総利益および営業利益についても20パーセント近い増益を達成し、力強い成長を見せています。

売上・売上総利益の推移

売上および売上総利益の四半期ごとの推移です。売上の成長率は、前年第2四半期では6.2パーセントの成長でしたが、今回は32.3パーセントとなり、成長が再加速しています。

背景には、前年同四半期でスポット売上があまり好調でなかったことの反動もありますが、この点を考慮しても非常に力強い成長だと判断しています。

営業利益・調整後EBITDA・親会社株主に帰属する当期純利益の推移

利益項目の推移です。順調に右肩上がりで成長していますが、一部で多少の変動があります。

ARPU(1社あたりリカーリング売上) の推移

1社当たりのリカーリング売上(ARPU)の推移についてです。1社当たりの導入台数の拡大、大口顧客の増加、さらにクロスセルの拡大により、順調に伸びており、過去最高の5万542円を記録しています。

Churn Rate(解約率)の推移

Churn Rate(解約率)の推移です。第2四半期において「Migakun」における大口顧客の解約の影響で一時的に上昇し、前四半期比でやや増加しています。ただし、これは一時的な影響であり、全体的な傾向としては改善していることに変わりはありません。

売上・各損益項目の四半期推移

売上および各損益項目の四半期推移についてご説明します。

基本的に、売上の成長に対して販管費の伸びを適切にコントロールすることで、しっかりと伸ばす取り組みを行っています。ただし、今回はコーポレートコストが前年比40パーセント以上の伸びと見えるかたちになっています。

この要因としては、のれん償却や株式報酬といったノンキャッシュ費用、さらに採用費といった一時費用の影響が大きいことが挙げられます。これらを除いた実質的な増加率は2割程度にとどまっており、健全な水準と考えています。

定量目標 / 中期経営計画期間に目指す目標(再掲)

河瀬:事業のアップデートと戦略について発表します。今年の2月に2026年から2028年の3年間にわたる中期経営計画を発表しています。この期間において、売上成長率を20パーセントから30パーセントに引き上げることを目指しています。

中期経営計画の最終年度である2028年には、売上高を58億円から75億円の範囲で達成したいと考えています。調整後EBITDAについては、11億6,000万円から15億円の範囲で達成を目指します。

成⻑戦略サマリー / 注力方針(再掲)

スライドも、中期経営計画の再掲となります。大きく3つに注力していきたいと考えています。

1点目は、「Akerun」の加速度的な拡大です。「Akerun」を多く販売し、多くのお客さまに使っていただくことで経済圏を拡張するという戦略です。

2点目は、パッケージ化でクロスセルを推進していきます。例えば、「Akerun」の経済圏、「Migakun」「fixU」、「Akerunデジタル身分証」といったさまざまな商材をクロスセルし、パッケージ化することで、お客さまへのソリューション営業を展開します。その結果、1社当たりの単価を上げることに努めています。

3点目は、フィジカルAIの開発にも非常に力を入れており、後ほどご紹介できればと思います。

成⻑戦略の進捗アップデート(上期)

上期の進捗についてご説明します。

1点目は、「Akerun」の加速度的拡大です。特に注力しているのは、光通信グループとのアライアンスおよび連携です。光通信グループにはさまざまな販売会社があり、特に「Akerun」とシナジーが期待できる販売会社と多く契約を結び、「Akerun」の販売拡大に注力しています。

特にこの上期では、「Akerun」の大型顧客への導入が大きく進展しました。このスライドにある公開済みの事例だけでなく、公開していない案件でも、例えば自動車会社や不動産会社といった、多拠点店舗を持つ企業に多く導入いただいています。

2点目は、パッケージ化によるクロスセルの推進です。当社では、これを無人化・省人化パッケージと呼び、「Akerun」だけでなく、さまざまな商品を取り込むことで、クロスセルをさらに加速させるための体制やプロダクトを作り込んでいきたいと考えています。

最近では、営業メンバーも「Akerun」のみならず、「Migakun」「fixU」、「Akerunデジタル身分証」など、さまざまな商材を組み合わせたソリューション提案ができる体制に進化していると考えています。

また、システム連携も上期に大きく進展しました。例えば、レンタルスペースの予約システム「upnow」、ビルや行政、学校などの入退室管理を得意とするクマヒラと連携し、Akerunに加えてAkerunデジタル身分証やAkerunデジタル学生証の推進に向けた取り組みを進めています。

3点目は、フィジカルAIの開発です。Amazonが提供するクラウドサービスである「AWS」のフィジカルAI開発支援プログラムに採択され、開発に注力しています。そして、本格的なプロダクト開発を進めるために「Photosynth Physical AI Lab」を設立しました。

高輪ゲートウェイ駅の海岸側にある倉庫を借用して、フィジカルAIの開発としてヒューマノイド型や4足歩行が可能なロボットを活用した開発を進めています。ハードウェア自体を開発するというよりは、データを活用してアプリケーションを開発し、社会実装を進める取り組みに注力しています。

以上が、第2四半期および上期の事業進捗の発表となります。

質疑応答:営業利益の上方修正の判断と背景について

司会者:「営業利益の進捗率が72.4パーセントと通期計画を大幅に上回って進捗していますが、業績予想を据え置いた理由を教えてください。また今後、上方修正の可能性はありますか?」というご質問です。

田中:業績予想の上方修正は、公表済みの今期ガイダンスにある営業利益予想2億4,000万円に対して30パーセント以上の増加が見込まれる場合に行うこととしていますが、今回は予想を据え置いています。

上期の好業績の背景には、大口案件の受注に伴い「Akerun」のスポット売上が好調に推移したことがあります。下期でも同様に大口案件の獲得を目指すものの、現時点では業績には織り込んでいません。また、下期においては決算賞与の支給等の一時的なコストの発生も想定しているため、現時点では予想を据え置いています。上方修正の要否は継続的に検討しており、修正が必要と判断した場合には速やかに開示します。

質疑応答:大型顧客の増加と営業戦略について

司会者:「『Akerun』の大口顧客が増加している背景と、その持続性について教えてください」というご質問です。

河瀬:短期的には、これまでの営業活動における種まきが徐々に成果として顕在化してきたことが大きいと考えています。特に、2月に開示した成長可能性資料にあるとおり、自動車メーカーや不動産会社など、多店舗・多拠点を展開する大企業に導入いただくケースが増えており、労務管理システムとの連携ニーズの高まりも背景にあります。

当社としては、この傾向の持続性は高いと考えています。不動産会社の営業所等では業界内での横展開が進み、業界のスタンダードになりつつあると認識しており、現在このような横展開の営業を進めています。また、すでに受注いただいている大企業においても未導入の拠点が多く控えており、継続的な導入拡大が見込まれます。さらに、営業部においては業界単位で大型案件を専門に担当するチームも組成しており、種まきを加速させることで案件創出につなげていきます。

質疑応答:大口案件の定義について

司会者:「大口案件とは、『Akerun』の導入台数規模が何台程度のイメージでしょうか?」というご質問です。

河瀬:当社では、100台を超える規模のお客さまを大口案件と位置付けており、その中には1,000台を超える「Akerun」を導入いただいているお客さまもいらっしゃいます。また、従業員数1,000名以上の企業に特化した大型案件専門のチームも設置して、案件創出に取り組んでいます。

質疑応答:チャーンレートの算出方法について

司会者:「Churn Rate(解約率)の算出は、金額ベースと契約者数ベースのどちらでしょうか?」というご質問です。

河瀬:当社では、月次の解約率を金額ベースで算出しています。

質疑応答:無人化パッケージにおける取り組みと展望について

司会者:「資料19ページの『パッケージ化でクロスセル』について、もう少し具体例を教えてください」というご質問です。

河瀬:「Akerun」に加え、カメラ、予約管理システムの「fixU」、「Migakun」、そしてMIWA Akerun Technologiesの商材を適宜組み合わせ、1つのパッケージとして販売しています。

ただし、これらの組み合わせのみでは完全な「無人化パッケージ」には至っていないと当社では考えており、例えば決済システムや保険システムとの連携・取り込みなど、無人化を加速させる商材の拡充に向けたM&Aの検討やアライアンスの拡充を現在進めています。さまざまな業界において、当社の商材を導入すればワンパッケージで無人化を実現できる体制の構築を進めていきます。

質疑応答:MIWA Akerun Technologiesの製品特長と事業計画について

司会者:「MIWA Akerun Technologiesの好調さについてもう少し教えてください。どのような用途で導入が増えているのでしょうか?」というご質問です。

河瀬:同社は主に賃貸住宅物件向けに「Akerun.Mキーレス賃貸システム」を販売しています。このサービスは、内覧の効率化に加え、入居時に物理的な鍵を受け渡すのではなくスマートフォンやテンキーで解錠することで鍵交換費用を削減できるなど、入退去が恒常的に発生する賃貸住宅物件においてROI(費用対効果)が高い商材になっています。

また、季節性として第2四半期(4月から6月)は同社にとって最大の繁忙期であり、売上が前倒しで計上された側面もありますが、通期でも目標達成に向けて順調に推移しています。

質疑応答:MIWA Akerun Technologiesの業績と評価損について

司会者:「MIWA Akerun Technologies社の株式の評価損を計上していますが、事業の進捗に問題はないのでしょうか?」というご質問です。

田中:MIWA Akerun Technologies社の業績は事業計画に対しておおむね想定どおりに進捗しており、計画からの乖離により評価損が生じたものではありません。

同社は現状先行投資フェーズにあり、計画どおりに損失が先行する中、純資産基準に基づいて機械的に評価損を計上したものです。

なお、ご説明のとおり同社の受注は非常に好調で、直近四半期の売上は前年同期比で3倍超に成長するなど、収益性も改善傾向にあります。また、この評価損は連結決算においては消去されるため、連結業績への影響はありません。

質疑応答:光通信とのアライアンスと売上成長率への影響について

司会者:「第2四半期業績が好調な背景として、光通信グループとの提携の影響はあるのでしょうか?」というご質問です。

河瀬:光通信グループ配下の販売会社との連携は順調に進んでいます。上期においても一部売上は計上されているものの、売上成長率に大きく寄与する規模には至っておらず、上期はアライアンスの立ち上げフェーズであったと捉えています。今後、より深いパートナーシップを構築することで、売上成長への寄与を高めていきたいと考えています。

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