21日の日本株市場は、米国市場の流れから売りが先行することになるが、売り一巡後の底堅さを見極めながらの押し目狙いのスタンスになりそうだ。20日の米国市場はNYダウが703ドル安、ナスダックは263ポイント安だった。前日に米財務省が長期国債の買い入れを増額すると発表して低下していた金利が再び上昇したことが重荷になった。中東情勢を巡る不透明感から原油先物価格が上昇したことも嫌気。シカゴ日経225先物は大阪比775円安の65585円。円相場は1ドル=158円90銭台で推移。
日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで64880円まで売られた後に65510円まで下げ幅を縮めて終えたが、25日線(65635円)を下回ってきたことで、戻り待ち狙いの売りが入りやすいだろう。売り一巡後は25日線水準で下げ渋る動きをみせてくるかを見極めることになりそうだ。
米国では主要な株価指数は下落したが、NYダウについてはウォルマートが決算を嫌気されて急落した影響が大きい。一方で、フィラデルフィア半導体(SOX)指数はマーベル・テクノロジーなどが買われ、3日ぶりに反発している。前日はソフトバンクG<9984>やアドバンテスト<6857>、キオクシアHD<285A>がリバウンドをみせた一方で、東京エレクトロン<8035>、イビデン<4062>、村田製作所<6981>などが売られていた。半導体やAI関連株が高安まちまちの動きをみせていたことで、方向感をつかみにくくさせている。売り一巡後は指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の動向をにらみながらになりそうだ。
また、米国では長期金利が上昇したことで、前日に金利低下を好感した動きは剥がれることになりそうだ。また、トランプ米大統領は、ホルムズ海峡の再開や約6カ月に及ぶ戦争を終わらせる合意に向けた進展が見られないなかで、イランに対して「経済のDデー」と呼ぶものを仕掛けると表明したと報じられている。原油先物価格の上昇も警戒しながらの展開になりやすく、個別に材料の出ている銘柄などでの短期的な値幅取り狙いに向かわせよう。
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