3日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。日銀当局者の見解から今後の引き締め加速の見方が広がり、円買い地合い継続の見通し。ただ、節目の160円は遠のき、米早期利上げ観測によるドルの買戻しが見込まれる。
前日発表された米経済指標でADP雇用統計が予想を下回ったほか、地区連銀経済報告(ベージュブック)で改善は緩やかとされた。NY連銀総裁の発言は想定よりも慎重との見方から、米金利安を手掛かりとしたドル売りで、ユーロ・ドルは一時1.16ドル台を回復。ドル・円は為替介入への警戒もあり、158円20銭付近まで下げる場面もあった。本日アジア市場でドル・円は前日急落からの戻りが鈍いことから、下押し圧力で157円台に失速した。
この後の海外市場は米金利と原油相場を注視する展開。今晩の米経済指標は強弱まちまちの内容が予想され、連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ観測が続けば金利高に戻り、ドル売りは後退しそうだ。また、米国とイランの対立激化で原油相場は高止まりし、インフレ圧力が意識されればドルは売りづらいだろう。一方、日銀の引き締め加速への思惑から円買いに振れやすい。ただ、約1カ月ぶりに157円台に落ち込んだことで為替介入への警戒は和らぎ、ドルに買戻しが見込まれる。
【今日の欧米市場の予定】
・17:00 欧・ユーロ圏サービス業PMI確報値(8月) 前回51.7
・17:00 欧・ユーロ圏総合PMI確報値(8月) 前回52.1
・18:00 欧・ユーロ圏PPI(7月) 前回4.6%
・21:30 米・新規失業保険申請件数(先週) 予想20.5万件 前回20.3万件
・21:30 米・貿易収支(7月) 予想-745億ドル 前回-733億ドル
・22:45 米・サービス業PMI確報値(8月) 前回56.8
・22:45 米・総合PMI確報値(8月) 前回56.0
・23:00 米・ISM非製造業総合景況指数(8月) 予想54.3 前回54.1
いま読まれてます
記事提供: 
元記事を読む