■業績動向
2. 財務状況と経営指標
ROBOT PAYMENT<4374>の2026年12月期中間期末の資産合計は前期末比264百万円減少の8,250百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では有価証券300百万円の取得と預り金の減少に伴い現金及び預金が781百万円減少した。固定資産では、ソフトウェア資産の償却が進んだことで無形固定資産が28百万円減少した一方で、投資有価証券が168百万円増加した。
負債合計は前期末比513百万円減少の6,707百万円となった。ペイメント事業における顧客からの預り金が314百万円減少したほか、未払消費税及び法人税等が合計で144百万円減少したことによる。純資産合計は同249百万円増加の1,542百万円となった。配当金支出が103百万円あった一方で、中間純利益325百万円を計上したことが主な増加要因となった。
経営指標では、経営の安全性を示す自己資本比率が前期末の15.0%から18.4%に上昇した。なお、この数値には「サブスクペイ」の資金フローによる影響が反映されており、実質的な自己資本比率よりも低い水準になっている点には留意する必要がある。これは、各決済事業者と同社間の入金サイクル(15日締め当月末払い/末締め翌月15日払い)に対し、同社から顧客企業への出金サイクル(主に末締め翌月末払い/末締め翌々月20日払い)が遅く、顧客の売上代金が最大50日間同社に滞留するためである。この結果、顧客への売上代金が預り金として流動負債に計上され、相当する額を流動資産の現金及び預金に計上している。こうした預り金の影響を除いた調整後自己資本比率では70.9%と高く、また無借金経営であること、さらには毎月継続的に収入が見込まれるリカーリング収益が売上高の約98%を占め、安定した営業キャッシュ・フローを創出できる体制を確立していることも考慮すれば、財務の健全性は高いと弊社では判断している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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