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金価格に本格上昇の兆し、現物・ETF・金鉱株のどれを選ぶべき?注目銘柄と投資戦略を解説=snowfield

インフレ懸念から金(ゴールド)への資金流入が起こっており、上昇トレンドへの転換の兆しが見られます。この流れでどう資産を増やすか。金現物・ETF・個別株への投資について、それぞれの特徴とリスクを考えます。(『snowfieldの世界へ投資 メルマガ』snowfield)

※本記事は有料メルマガ『snowfieldの世界へ投資 メルマガ』2021年11月17日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:snowfield
国内投資経験28年、海外株投資経験10年以上の経験と人脈からの情報を元にして、独自分析による銘柄選定と相場見通しなどを日々配信。コロナショック安も被弾することなく、日本株・アメリカ株の業績推移を独自分析し、それを元に未来の株価を算出し割安であろう銘柄への短期投資で利益を出す方法を実践中。新規上場IPOについても造詣が深い。

インフレへのリスクヘッジで金価格がじわり上昇中

金価格がじわり上昇となっております。

Gold先物(COMEX)SBI証券提供

Gold先物<COMEX> 週足(SBI証券提供)

インフレに対するリスクヘッジとして、金への資金流入がじわりじわりと起こっています。

インフレ圧力がこの先も金価格へ影響するのであれば、金上昇に伴う何か面白いものはないでしょうか?

米ゴールドマンサックスやスイスUBSのレポートによると、今後、数か月は、この流れが継続する可能性があるとしています。

金が上がるということは、同時に銀やプラチナも上がっていくであろうと推測します。

気長に行くのであれば、ダイレクトに金を保有するというのも1つの方法です。

近年、手軽にできるものとして金積み立てがあります。例えば、田中貴金属の金積み立てや、SBI証券・楽天証券・ネットバンクなどでの金積み立てです。これらの場合は現物への転換が可能ですが、手数料がかかります。

トレンド転換の可能性。安全策なら「金ETF」で間接投資を

次に、ETFでの金へ間接投資するという方法。安全策でいえば、ETFは無難です。

下記のチャートは、金価格に連動するETF(ティッカーコード:GLD)の週足チャートです。

SPDR GOLD SHARE<GLD> 週足(SBI証券提供)

SPDR GOLD SHARE<GLD> 週足(SBI証券提供)

金価格に対してダイレクトに反応するのが特徴で、国内ではSBI証券・楽天証券など大手ネット証券で取り扱いがあります。

GLDは2020年夏の高値をトップとして、1年2か月ダウントレンドとなっていました。直近の値動きとして、下記週間チャートではダウントレンドを右下に引いたトレンドラインを上に抜け出しつつあります。

チャートだけで言えば、トレンド転換の可能性が出てきました。

同じくETFで、ヴァンエック金鉱株ETF(ティッカーコード:GDX)はSBI証券・楽天証券など国内大手証券では取り扱いがあります。先に紹介した「GDL」が金価格に対してのみ連動するのに対して、こちらのヴァンエック金鉱株ETFは、金鉱株個別を複数集めたパッケージ型のETFとなっています。個別株値動きの平均値で左右されます。

VANECK GOLD MINERS ETF<GDX> 週足(SBI証券提供)

VANECK GOLD MINERS ETF<GDX> 週足(SBI証券提供)

上記は週足チャート。先週の週足はすべての移動平均線の上へ浮上。金価格の上昇とともに、昨年8月から継続するダウントレンドからの脱出する可能性が出てきています。

週足MACDはシグナルと2週前にゴールデンクロスを発生させています。週足でのゴールデンクロスはトレンド転換の合図になることが多いです。

Next: 金価格にトレンド変換の兆し。注目すべき個別銘柄は?

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