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【展望】日米株価は目先天井、8月第4週も「ジリ貧」相場が継続か?=証券市場新聞

米国も日本も相場が目先天井をつけた可能性は高い。日銀買いがあり大胆な売り崩しは難しいが、戻れば売られる「ジリ貧」の相場が続くと思われる。(『証券市場新聞 公式有料メールマガジン』)

※本記事は有料メルマガ『証券市場新聞 公式有料メールマガジン』2017年8月18日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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動き始めた日経平均の方向性は?

8月第3週(8/14~18)の日経平均株価は大きく動いた。

週初に「北朝鮮リスク」により一時イブニングでは1万9350円まで売られたが売られ過ぎの状態であり、金正恩氏が「今暫く米国の出方を見る」との情報が伝わると株価は売られる前の水準まで一気に戻した。

しかし、水曜日には材料不足で揉み合い相場が続きチャート的には転換を示す「十字線」がでた。相場の上値が重たくなっていたところにスペインでのテロトランプ政権内のゴタゴタを理由に金曜日は大幅下落となり安値を試す展開となった。

日経平均先物 15分足(SBI証券提供)

日経平均先物 15分足(SBI証券提供)

後講釈で下がる理由は色々あるだろうが、米国も日本も相場が目先天井をつけた可能性は高い。

NYダウは7月11日以来の25日移動平均線割れとなり政局不安が高まる中、戻りは鈍そうである。NY市場が調整に入った場合、一番影響を受けるのが日本株である。

為替も米国債の利回りが低下するなか円高傾向であり、4月17日の1ドル108円10銭を試す可能性が高い。

NYダウ 日足(SBI証券提供)

NYダウ 日足(SBI証券提供)

米ドル/円 日足(SBI証券提供)

米ドル/円 日足(SBI証券提供)

売買動向をみても外国人投資家は4週連続で売り越しており、売り越し額の合計は1.2兆円に達している。結局、現在の買い主体は「日銀」だけの状態である。

下がれば日銀が昼から買いを入れることが判っているため大胆な売り崩しは難しいと思われるが、戻れば売られる「ジリ貧」の相場が8月第4週(8/21~25)も続くと思われる。

拡大するボリンジャーバンドの-1σ(18日現在1万9740円処)から-3σ(同1万9380円処)の間での動きとなろう。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

今週の「北朝鮮リスク」としては、米韓合同演習が行われる21日や金正日の「先軍政治」が始まった記念日である25日の「先軍の日」には警戒が必要である。
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※太字はMONEY VOICE編集部による

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