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独立系投信の雄

日経新聞11/3朝刊9面にて、独立系の投資信託の存在感が高まってきていると報じられています。

 

こうした投資信託の残高が増えているのは日本株高が背景にあります。

ここ数日で日経平均が過去最長の15日連続高を記録し、11/7もバブル以降の最高値を超えるなど日本株の躍進ぶりが目立っており、今は完全な上昇相場といえます。

このような相場の時には、基本的には株や投資信託も連動して上昇するため、大体どんな銘柄を買っても儲かる傾向が強いのです。

 

このような中、当サイトでも度々取り上げている「ひふみプラス」(9/14付レポート4/3付レポートなど)については特に残高増加が突出しており、今年2月放送のカンブリア宮殿の特集によって人気に火がついたことも相まって、運用残高は4,000億円近くに迫っています。

また同記事によると、昨年末から9月末までのパフォーマンスは約27%プラスとなっており、TOPIXの上昇率の約10%プラスを大きく上回ったとのことで、名実ともにトップに躍り出ています。

 

この「ひふみプラス」は、残高が急増する以前は将来的に成長が期待できそうな国内の小型株に特化して運用をしていましたが、最近では、NTTドコモやトヨタ自動車など誰もが知る大型株やマイクロソフトなどの海外株の組入れも多く、方針が変わってきているように感じます。

 

運用残高が増えてしまうと小型株に振り向けきれないのは致し方ないことですが、今後のパフォーマンスは大型株中心に投資している一般の投資信託と似たようになってしまうのではないでしょうか。

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