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Googleインドネシアへ投資

インドネシアのバイクタクシー配車アプリの大手Go-Jek(以下、ゴージェック)にグーグルが投資を行った記事がCNBCで報道されている。(本文

 

グーグルの投資目的は、インドネシアのデジタル経済とスタートアップ企業を成長させることと位置付けており、グーグル側は投資金額を明らかにはしていない。一方で、一部の報道では約$1億ドル(約108億円)を投資したと述べられている(本文)。

ゴージェックについては、インドネシアの市街地では有名なバイクタクシー配車アプリを提供しており、多くの利用者に浸透しているようだ。

 

同アプリのユニークな点として、配車サービス以外としてGo lifeと呼ばれる生活で必要なサービスをも提供している。例えば食事宅配サービス、家のクリーニングサービス、自宅でのマッサージサービス、生活食品の配達等を行っている。その他にもG0 payと呼ばれる決済サービスが利用可能であり、利用者が生活で欠かせないニーズを幅広く提供している。配車サービスとして競合するUberやGrabとのサービスの差別化は明らかである。

Googleインドネシアへ投資

出所:iTunes – Apple store, GO-JEKインストール画面

 

ライバルのGrab及びUberへは日本のソフトバンクが出資しており、一方、ゴージェックへは中国ネットサービス大手のテンセント、Webサービス会社のJD.com、楽天ベンチャー等が出資している。配達アプリ業界のポジショニングが鮮明になりつつある。

 

現在、配車サービスの利用者は世界中で拡大しており、各国においてどの配車アプリが流行っているか特色が出ている。ゴージェックは、配車サービスのみに留まらず、利用者のニーズや利便性を考え前述のマルチサービスを安く提供している点が成功のきっかけに繋がったのかもしれない。インドネシア発のユニコーン企業として、今後の成長性及びその動向に注目したい。

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