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北朝鮮、食糧不足で緊急事態。異例の「犬・ウサギ上納命令」で乗り切れるのか?=浜田和幸

北朝鮮の食料不足が深刻な問題になっている。特に軍人に至っては胃袋の中はすっからかんで、寄生虫しか確認できない状態だとの情報もある。兄に代わり最高指導者になる確率が上がってきた金与正の食料政策に注目したい。(浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』浜田和幸)

※本記事は有料メルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』2020年7月17日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にご購読をどうぞ。当月配信済みのバックナンバーもすぐ読めます。

プロフィール:浜田和幸(はまだ かずゆき)
国際政治経済学者。前参議院議員。米ジョージ・ワシントン大学政治学博士。『ヘッジファンド』『未来ビジネスを読む』等のベストセラー作家。総務大臣政務官、外務大臣政務官、2020年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会委員、米戦略国際問題研究所主任研究員、米議会調査局コンサルタントを歴任。日本では数少ないフューチャリスト(未来予測家)としても知られる。

北朝鮮軍人の胃袋はすっからかん

北朝鮮の食料事情は日に日に悪化しているようだ。

国連の調査によれば、国民のほぼ半分が日々の食料の確保に困難をきたしているとのこと。栄養失調で健康を害する子どもたちも多い。

最も衝撃的な事例は、軍人の間で広がる食料不足である。

南北境界線を突破し、脱北を試み負傷した北朝鮮の兵士の胃袋はすっからかんで、中には寄生虫しか確認できなかったという。軍事パレードに参加する兵士たちも皆、やせ細っているように見える。

かつては「軍隊に入れば、3食に困らない」と言われていたが、今や状況は様変わりしている。

国民はウサギを飼育して上納を

最近では、上層部から異例のお達しが出た。

曰く「軍人とその家族は全員、ウサギを飼うこと。軍人は1匹でよいが、家族は最低14匹を飼育し、所属する部隊に上納せよ」。

豚や牛と違い、ウサギは草食であるため、飼育にお金があまりかからない。とはいえ、ウサギのエサになるアカシアの葉を求めて、兵士もその家族も山野を駆け回る毎日のようだ。

それだけ食糧事情が悪化しているわけで、これでは韓国やアメリカと事を構えることなど無理な話であろう。

犬肉が不足。平壌以外の地方レストランで悲鳴

また、7月に入ると、北朝鮮政府は別のお達しを出してきた。

曰く「犬を飼っている人民は速やかに政府に供出するように。ただし、15キロ以上の犬に限る」。

「10月1日までに犬を提供した人民にはお米か中国製の食用油を購入できる許可証を与える」とのこと。

実は、首都ピョンヤンには有名な犬料理の専門店が36軒ある。しかし、材料の犬肉が不足しており、金正恩委員長も、実質ナンバー2の妹・金与正も「夜も眠れない」ほど心配しているらしい。

なぜなら、犬肉は夏場の疲労を取り除く滋養強壮の食材として欠かせないからだ。そのため、ピョンヤン以外の地方にある肉食レストランは悲鳴を上げているという。

というのも、政府がピョンヤンに犬を集めているため、地方では犬が手に入らなくなってしまったからである。

Next: 映像を通じて丸々と太った金正恩委員長の姿を見ている限り、とても想像し――

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