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ついに上場したAirbnb、なぜ巨額赤字でも倒産しない?キャッシュフローに秘密=シバタナオキ

Airbnbの最重要KPIは「予約数」

Airbnbが重要視しているKPIを1つだけ挙げるとすれば、それは「宿泊・体験の予約数」(Nights and Experiences Booked)です。

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こちらのおしゃれな写真のような図は、「宿泊・体験の予約数」を表したグラフです。2013年頃から2019年の3.27億回まで指数関数的に右肩上がりで伸びていることがよく分かります。

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こちらのグラフは少し画像が荒いのですが、AirbnbのFORM S-1から引用した「年間の宿泊・体験の予約数」のグラフです。2019年の予約数はYoY+31%で増加しています。

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こちらは「四半期毎の宿泊・体験の予約数」のグラフです。四半期で見ると明らかに2020年の第1四半期(Q1)からコロナの影響で予約数が減少しており、Q3は回復の兆しが見えますが、まだ以前のレベルには戻っていないことが分かります。

2つ目の重要KPI「予約総額」

Airbnbが次に重要視しているKPIが、「予約総額」(Gross Booking Value, GBV)です。

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2016年以降の予約数と予約総額のYoYの成長は、ほぼ正比例となっています。

       2016年 2017年 2018年 2019年
予約数YoY  +74%, +48%, +35%, +31%
予約総額YoY +73%, +51%, +40%, +29%

Next: 利益は出ているのか?今後の成長率を読む

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