地方移住をした人の理由で「東京の人間関係に疲れて」というもの目にします。これは極めて失敗確率が高いです。なぜなら、地方暮らしの方が、 東京よりもはるかに「人間関係が濃くなる」ためです。(『 海外移住から帰国した50歳男子の北海道くらし日記 海外移住から帰国した50歳男子の北海道くらし日記 』栗原将)
「東京の人間関係に疲れて」の地方移住はダメ?
地方移住をした人の理由で「東京の人間関係に疲れて」というもの目にします。
これは極めて失敗確率が高いです。なぜなら、地方暮らしの方が、 東京よりもはるかに「人間関係が濃くなる」ためです。
もし、「東京の人間関係」という意味合いが、特定の人との関係が良くなかったということであれば、住む場所を地方に変えることにより上手くいくのかもしれません。
しかし、単純に濃密な人とのやりとりが苦手というのであれば、地方に移住したら、さらに濃密になってきます。
地方は人間関係が濃密
地方といっても度合いの違いはありますが、何か困った際、例えば、いま私が住んでいる北海道であれば、水道管が凍結するみたいなとき、もっとも簡単な解決策は、近所の農家さんなどでこういった作業が得意な人に「助けてもらう」ことです。
私自身、2年前までは、田舎暮らしの経験はなかったのですが、田舎には大工仕事などの作業をいとも簡単にこなす人が結構います。
私からしたら数万円じゃ済まない作業なのですが、快くやってもらっています。
一方、私は恵まれている方だと思っているのですが、地方に来たら多かれ少なかれ「町内会活動」とか、もっとインフォーマルな「寄り合い」みたいなものは存在します。
このような活動を拒否するのが可能なケースもあるでしょうが、かなり寂しいものです。
完全に人間関係から逃れたいなら、東京から大阪など別の都会に移るか、あるいはバンコクみたいな外国の大都会のほうをおすすめします。
『
海外移住から帰国した50歳男子の北海道くらし日記
海外移住から帰国した50歳男子の北海道くらし日記
』(2023年1月31日号)より
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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9年間のタイ、フィリピンでの海外移住生活から帰国し、北海道暮らしをはじめた50歳男子が、久々の日本生活から感じることや、海外生活のメリット・デメリット、そして、地方暮らしの実際について独自目線で語っていきます。