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表示灯 Research Memo(5):2026年3月期中間期はアド・プロモーション事業が好調で、収益性が改善(2)

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■表示灯<7368>の業績動向

3. 財務状況と経営指標
(1) 貸借対照表
2026年3月期中間期末の資産合計は前期末比82百万円減少の14,378百万円となった。主な増減要因は、流動資産で棚卸資産が11百万円増加した一方、現金及び預金が97百万円、売上債権が263百万円減少したことで、同75百万円減少の7,435百万円となった。固定資産は、投資その他の資産が34百万円増加した一方で、有形固定資産が45百万円減少したことで、同7百万円減少の6,942百万円となった。

負債合計は前期末比265百万円減少の6,331百万円となった。主な増減要因は、流動負債では買掛金が167百万円減少したことにより、同259百万円減少の6,097百万円となった。固定負債は同6百万円減少の233百万円となった。引き続き、有利子負債はない。純資産合計は同183百万円増加の8,047百万円となった。利益剰余金が170百万円増加した。

経営指標については、自己資本比率が前期末比1.6ポイント上昇の56.0%となり、有利子負債もなく、財務の健全性は良好であると評価される。

(2) キャッシュ・フロー計算書
2026年3月期中間期末における現金及び現金同等物は3,008百万円となり、前期末比で398百万円減少した。営業活動によるキャッシュ・フローは、267百万円の収入となった。前払費用の増加により226百万円の支出があったこと、仕入債務が167百万円減少したことなどが支出要因となった一方、税引前中間純利益が増加したことや減価償却費244百万円、売上債権及び契約資産の減少による263百万円の収入が収入要因となった。投資活動によるキャッシュ・フローは、517百万円の支出となった。駅周辺案内図その他広告媒体設備等の有形固定資産の取得による支出174百万円、定期預金の預入による支出2,508百万円などによるものである。財務活動によるキャッシュ・フローは、148百万円の支出となった。配当金の支払額146百万円が主因として挙げられる。全体として、営業活動によるキャッシュ・フローの収入が投資活動によるキャッシュ・フロー及び財務活動によるキャッシュ・フローの支出を下回った結果、現金及び現金同等物が減少した格好である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 星 匠)
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