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アルプス技研 Research Memo(6):サ高住や航空宇宙などの新領域で注目すべき成果を上げる

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■主な活動実績

1. 採用及び教育実績
アルプス技研<4641>の成長ドライバーとなる人材採用については、2025年の新卒採用者(同社単体)として332名(2024年は217名)を確保するとともに、質を重視したキャリア人材についても116名を採用したことで期末の技術社員数(単体)は前期末比202名増の4,766名となった。2026年の新卒採用者についても約300名が入社予定であり、厳しい採用環境(売り手市場)が続くなかで存在感を示している。また、外国籍人材については、グローバルエンジニア約80名(同社単体)を受け入れた。

一方、教育については1,047の研修講座数を用意し、各拠点にて2,793回の勉強会を実施した。テーマは、資格取得やキャリア開発、リーダー育成のほか、最近では宇宙や生成AI等の成長分野に特化した研修を行い、先端技術を担う技術者育成にも注力している。独自のESS(エンジニアサポートシステム)の活用と合わせ、社員のスキル及びモチベーションの向上、キャリア形成を支援し、契約単価の上昇にもつなげることができた。

2. 中期経営計画の進捗
(1) 「技術系アウトソーシング事業の新領域への挑戦」
航空宇宙関連や医療関連をはじめとする成長分野に注力し、関連する研修の強化やローテーションによる高単価に取り組んだ。2025年12月末の平均契約単価(全体)4,544円に対して、航空宇宙関連は5,084円、医療関連は4,695円と平均を上回る高水準となっている。

(2) 「新たな収益の柱を創る」取り組み
「ものづくり事業」の中核を担う子会社デジタル・スパイスについては、新領域の航空宇宙分野における受注が大きく伸びており、連結子会社化以降、2021年12月期と比較して売上高は約2倍に拡大した。2024年1月に日本初の月面着陸を達成した無人探査機「SLIM(スリム)」のプロジェクトにおける貢献(分光カメラ制作等)が評価され、宇宙航空研究開発機構(JAXA)関連の受注が増えているようだ。

(3)「持続可能で豊かな社会の創生へ貢献」
農業分野では外国人材の活用による新たなモデルの創出に中長期目線で取り組み、介護関連分野では、派遣事業のノウハウを訪問介護事業に活かして社会課題解決に取り組んでいる。また、地方創生に貢献すべく2025年8月から「ふれあい さがみ湖 屋台村」を運営し、飲食店起業家の支援や街の賑わい再興を進めている。さらに、2025年5月に進出した旅館事業を譲り受け※1、農産物や地場産品の商流に参加することを目的として(株)アルプスリージョナルパートナーズを設立した。「アルプス技研ファームとかち」※2では、温泉熱やバイオマスバーナーを使用した農業用ハウスでミニトマトを栽培・販売するほか、栽培したさつまいもを干し芋等に加工し、地元での販売も開始した。

※1 新潟県南魚沼市の六日町温泉にある「金誠舘」の宿泊・宴会・結婚式事業を譲り受けた
※2 JA木野との協定に基づく事業

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

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