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西部ガス Research Memo(2):2030年に創立100周年を迎える西部ガスグループの純粋持株会社

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■会社概要

1. 会社概要
西部ガスホールディングス<9536>は、2030年に創立100周年を迎える西部ガスグループの純粋持株会社であり、2021年4月に福岡地区、北九州地区、熊本地区、長崎地区などを主な供給エリアとする都市ガス会社の西部ガスが商号変更するとともに、西部ガス、西部ガス熊本、西部ガス長崎、西部ガス佐世保に会社分割して事業を承継し、新たなグループ体制に移行した。2026年3月末時点で、傘下に連結子会社45社、持分法適用関連会社5社及びその他の子会社・関連会社を持ち、ガス、LPG、電力・その他エネルギー、不動産などの幅広い事業を手掛けている。九州電力とは発電事業等で共同出資するなど友好的な関係にある。経営の基本理念として掲げる「地域貢献」「責任」「和」に基づき、「西部ガスグループ企業行動指針」を定めている。

<西部ガスグループ企業行動指針>
・ 安全、安心をお約束する企業活動
・ コンプライアンスと公正な事業慣行
・ 公正な情報開示、ステークホルダーとの建設的な対話
・ 人間尊重、職場環境の充実
・ 環境問題への取り組み
・ 危機管理の徹底
・ 経営トップの率先垂範

2. 沿革
同社の前身となる西部ガスは、1930年12月に東邦ガス<9533>から福岡、熊本、佐世保、長崎各市の供給区域を分離して設立された後、1943年7月に北九州を主な供給区域とする九州ガス(株)を吸収合併した。その後、石炭から石油、天然ガスへの燃料転換が進むなか、1986年7月に旧北九州工場に原料としてLNGの導入を開始した後、1989年3月に北九州地区から都市ガスの天然ガス転換を開始して、2005年7月には長崎地区を最後に全社で天然ガス転換作業を完了した。

事業環境変化に柔軟かつ迅速に対応し、グループ一体となってグループ企業価値を拡大させるため、2021年4月から新たなグループ体制(純粋持株会社体制)となり、2022年4月には東京証券取引所(以下、東証)の市場区分の見直しにより、東証市場第1部からプライム市場に移行した。

都市ガス事業では、ひびきLNG基地が2014年11月に運用を開始したほか、2025年4月には子会社の西部ガスと国内火力発電最大手の(株)JERAが、ひびきLNG基地の戦略的活用などに関する提携について合意した。電力事業関連では、2012年4月に100%出資子会社のエネ・シード(株)を設立して再生可能エネルギー事業の取り組みをスタートしたほか、2022年4月にLNG火力発電の持分法適用会社(ひびき発電)を九州電力との共同出資により設立、同発電所が2026年3月末から営業運転を開始した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 古川 聖治)
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