■中長期の成長戦略
3. 資本効率を重視した経営の実践
たけびし<7510>は、資本効率を重視し、収益性の向上につながる成長投資を通じて経営基盤の強化を推進している。重点投資分野として、事業投資・人材投資・環境投資・インフラ投資の4つを掲げ、創立100周年のその先を見据えた持続可能な企業運営を目指している。
事業投資では、前述のとおり戦略的M&Aを推進する。人材投資については、ダイバーシティ経営の実現を目指し、グローバル人材の育成や女性活躍推進に取り組む。環境投資では、電力自己託送システムの導入、ソーラーカーポートの設置、EV向け充電器の増設などを進め、脱炭素社会への貢献を図る。インフラ投資では、業務効率化や物流DXなどを通じて経営基盤の高度化を進める。
4. サステナビリティ経営の高度化
同社は、持続可能な社会づくりに貢献することを重要な経営課題と位置付け、環境への取り組み、コーポレート・ガバナンス、エンゲージメント向上の3領域を軸にサステナビリティ経営の高度化を進めている。特にエンゲージメント向上の分野では、4年連続で健康経営優良法人に認定されるなど成果も出ている。
また、地域社会との共創を目指す取り組みとして、2019年から京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場の命名権を取得し、「たけびしスタジアム京都」とした。同スタジアムを活用した小学生向けサッカー教室の開催に加え、サッカーJリーグの「京都サンガF.C.」、バスケットボールBリーグの「京都ハンナリーズ」や「京都マラソン」など、地域スポーツへの協賛活動も積極的に行っている。これらの取り組みは、地域からの信頼獲得に加え、採用活動や従業員エンゲージメントにも寄与しており、非財務面での価値創出として機能している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 渡邉 俊輔)
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