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SRSホールディングス バリュエーションレポート:レーティング_Buy 目標株価1,369円で8.3%の上値余地

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SRSホールディングス<8163>

【和食さと、家族亭、にぎり長次郎など和食中心にレストランを全国展開】。2026年3月期までの営業利益CAGR(2027年3月期の予想値と比較)を+24.7%と予想、今後1年程度の目標株価を1,369円とした。

■業績概況/中期経営計画の進捗状況
円安やコスト上昇が続き、消費者の節約志向の高まりが外食業界の懸念材料。一方、インバウンド需要や万博開催効果により外食需要は底堅く推移。業態ごとにエリア拡大やドミナント強化を通じ、店舗数の拡大と売上成長を目指す。

■直近決算
・概要
2026年3月期は、売上高76,421百万円、営業利益3,051百万円となり、売上高・各利益ともに過去最高を更新。メニュー施策や価格改定による既存店の好調に加え、前期・当期のM&Aによる連結寄与、新規出店が大きく貢献。原材料費や人件費などコスト増加を吸収し増益を確保。

・当社アナリストのコメント
既存店の増収とM&Aを組み合わせた規模拡大戦略が奏功し、物価高騰が続く厳しい経営環境下でも2ケタ増益を確保した。加えて、投資有価証券売却益の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比83.1%増と大幅に増加した。中期経営計画の初年度として、順調な進捗となった。

■中期経営計画
・概要
中期経営計画「SRS VISION 2030」では、「既存事業の飛躍的発展と新たな収益基盤の確立による和食チェーングループ圧倒的No.1の実現」を基本方針に掲げる。「和食さと」の全国展開、グルメ寿司事業の強化、第3・第4の収益柱の確立、グループ機能の強化とサステナブル経営の推進を重点施策として進める。最終年度となる2030年3月期には、連結売上高1,150億円、経常利益60億円、ROE12%超、店舗数1,180店の達成を目指す。

・当社アナリストのコメント
中期経営計画最終年度の店舗数目標は、2026年3月末比400店舗増(51.3%増)と意欲的な水準である。一方で、主力の「和食さと」では、中四国エリアでの出店加速とナショナルブランド化に向けた取り組みが着実に進展しており、2026年3月期には岡山県で新規出店を実現するなど、今後の成長に向けた基盤を構築した。今後も積極的なM&AやDXの推進による生産性向上を進め、店舗展開の加速と資本収益性の改善を目指す。

■投資のポイント
・強み/競争力の源泉
関西圏での強力なドミナント形成と郊外中心の直営展開が強み。グルメ寿司では職人の育成、いけすなどの設備、ネタの調達力という独自の経営資源を保有。また、積極的なM&Aとグループ間での仕入ノウハウ共有によるシナジー創出力が、和食チェーンNo.1を目指す競争力の源泉である。

・株価のアップサイド要因/変化の兆し
中計達成に向けて業績が順調に推移し、さらにM&Aなどを通じて2030年以降も成長ペースを維持できる見通しが高まれば、ROEは13%台まで上昇し、目標株価は1,400円台も視野に入ろう。

・株主還元
連結配当性向20%以上を目安とする方針。株主優待については、対象となる保有株式数を1,000株から100株に引き下げるなど、還元内容を拡充した。個人株主の継続保有を促進し、株主基盤の安定化につながる施策である。

(執筆:フィスコアナリスト 渡邉 俊輔)
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