■アクシス<4012>の業績動向
1. 2026年12月期中間期の業績概要
2026年12月期中間期(1~6月)の業績は、売上高4,505百万円(前年同期比15.1%増)、営業利益575百万円(同36.4%増)と、2ケタ増収増益となった。売上高は2020年9月の上場以来、全四半期で連続増収を継続している。
増収の主因は、金融、公共社会インフラ、情報通信の主力3業種が好調に推移したことである。売上増加に加えて、高付加価値領域への拡大やパートナーの効率的な活用が進んだことにより、売上総利益は1,226百万円(前年同期比21.9%増)となった。売上総利益率は27.2%と前年同期比1.5ポイント上昇した。販管費は人員採用の拡大に伴う採用費の増加などにより650百万円(同11.5%増)となったものの、その伸び率は売上高の伸び率を下回った。この結果、営業利益率は12.8%となり、前年同期比で2.0ポイント上昇した。
システムサービス事業の売上高は4,255百万円(前年同期比14.8%増)となった。金融に加え、公共社会インフラ、情報通信向け案件が拡大したことが寄与した。主力3業種の売上高は、銀行向けが前年同期比12.7%増、公共社会インフラ向けが同28.3%増、情報通信向けが同12.6%増となった。特に、公共社会インフラ及び情報通信分野では、自動車関連や官公庁関連案件の拡大が成長をけん引した。新規案件及び既存案件の受注が順調に進んだことで、受注残高は2,166百万円となり過去最高を更新した。従業員1人当たり売上高も3,668千円となり、中間期として過去最高となった。
一方、ITサービス事業の売上高は249百万円(前年同期比20.7%増)となった。主力サービスである「KITARO」は、3G回線終了の影響を受けながらも機能拡充によって契約台数と売上高を伸ばした。加えて、デジタルコンサルティングサービスの新規顧客開拓が進展したことや、他社向けサービス構築案件が増加したことも増収に寄与した。2026年6月末のKITAROの契約台数は9,694台となり、前年同月末の9,250台を上回った。
2. 財務状況と経営指標
2026年12月期中間期末の資産合計は5,616百万円となり、前期末比212百万円増加した。これは主に、売掛金及び契約資産が160百万円減少した一方で、現金及び預金が258百万円、有価証券が100百万円増加したことによる。負債合計は同26百万円増加し1,354百万円となった。これは主に、退職給付引当金が14百万円、未払法人税等が52百万円、買掛金が30百万円増加したことによる。純資産合計は4,261百万円となり、同185百万円増加した。これは主に、中間純利益の計上等により利益剰余金が179百万円増加したことが寄与した。
経営指標では、自己資本比率が75.9%と高水準を維持している。好調な利益成長と豊富な手元資金を背景に、財務健全性は高い水準にある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)
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