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暑すぎる「地球沸騰化」でダイキン株は買いか?世界一のエアコンメーカーと言える3つの理由と今後の成長性=佐々木悠

2023年も早くも8月、東京は連日35度を超える猛暑日が続きますが、あなたは体調お変わりありませんか?この暑すぎる夏に絶対に必要なものがあります。それはエアコンです。今回は家庭用・業務用エアコンの製造・販売を行う、ダイキン工業<6367>(以下、ダイキン)を解説します。ダイキンは今後も成長できる企業だと思います。そう考える理由をデータを用いて説明しています。ぜひ最後までご覧ください。(『 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 』佐々木悠)

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プロフィール:佐々木悠(ささき はるか)
1996年、宮城県生まれ。東北学院高校、東京理科大学経営学部卒業。協同組織金融機関へ入社後、1級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得。前職では投資信託を用いた資産形成提案や多重債務者への債務整理業務に従事。2022年につばめ投資顧問へ入社。

ダイキンは世界中で空調機器を販売している

まずは業績を見てみましょう。23年3月期は売上・利益共に過去最高、24年3月期もそれを更新し、連続で過去最高を更新する見込みです。長期的に右肩上がりで成長していることが分かります。

ダイキン工業<6367> 業績(SBI証券提供)

ダイキン工業<6367> 業績(SBI証券提供)

主な事業は空調・冷凍機事業、化学事業、その他に分類されています。

空調・冷凍機事業で住宅・業務用空調暖房給湯機器を取り扱い、化学事業では半導体や冷房ガスを製造開発しています。営業利益の推移を見ると空調事業が主力であることが分かります。

また、23年3月期決算では利益の86%が空調事業によるものです。

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出典:各年度有価証券報告書より作成

また、ダイキンの特徴はグローバル企業であることです。23年3月期の地域別売上割合を見ると海外売上比率が80%を超え、世界中にマーケットを持っていることがわかります。

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出典:23年3月期 有価証券報告書より作成

地域別の売上推移を見ると、23年3月期は米国における売上が拡大していることが分かります。

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出典:各年度有価証券報告書より作成

ここまでを求めると、ダイキンは空調機器を世界中で販売し、近年の成長はアメリカにおける売上が伸びたことが要因である、と言えそうです。

次にエアコン市場とはどういうものか?競合他社と比較しダイキンはどのような立ち位置なのかを考えます。

Next: 今後も成長は続くか?エアコン市場・競合を分析

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