■会社概要
1. 会社概要
クオルテック<9165>は自動車部品や電子部品の不良解析・信頼性試験などの受託、レーザ加工・表面処理(めっき)技術を中心とした微細加工などを手掛けている。信頼性評価事業は電子部品などに対する環境試験、電気試験、振動試験などからなる信頼性評価試験、良品・不良品解析、試験素材切断と切断面の研磨加工、試験機製造販売などを行う。微細加工事業ではビルドアップ基板やフレキシブルプリント基板(薄く柔らかい屈曲可能な基板)などに対する試作・量産レーザ加工を行っているほか、その他事業として各種コンサルティング事業などを手掛けている。これらの事業に加えて研究開発部門を有しており、「パワー半導体とオートモーティブ」をキーワードにしたテーマで研究開発を行っている。物理学、化学、電気工学、生化学など幅広い学術領域をカバーする専門家集団と設計開発、生産技術、品質保証などの技術者集団による独立系検査会社である。なお、同社は(独)製品評価技術基盤機構(NITE)より産業標準化法試験事業者登録制度(JNLA)の下、ISO/IEC 17025※に適合した試験事業所として登録・認定されている。
※ ラボラトリ(試験所・校正機関)認定は、特定の種類の試験及び校正を実施する機関の技術能力を証明する手段の1つ。ラボラトリがISO/IEC 17025の規格に適合し、試験所・校正機関としての技術能力を有していることを認定する。
2. 沿革
同社は1993年1月、電子部品に関する技術指導や品質管理のコンサルティングを行う株式会社太洋テクノサービスとして大阪府堺市で設立した。設立当初はゲーム基板(ファミリーコンピュータ)の品質改善指導を手掛け、1995年にSEM(電子顕微鏡)を導入して社内で故障解析サービスを開始するなど分析・故障解析分野へ事業を拡大した。2004年に本社を堺市に再移転し社名を現在のクオルテックに変更するとともに、信頼性評価事業を本格化させた。2006年に試験所の国際規格ISO/IEC17025認証を取得し、大手自動車メーカーからの依頼増加の契機となった。2018年のCBC(株)との業務提携、2019年の名古屋品質技術センター設立などで拠点・事業を拡大した。2021年には、世界的検査認証機関であるSGSグループの日本法人SGSジャパン(株)との合弁会社SGSクオルテック(株)を設立し、2023年7月には東証グロース市場への上場を果たした。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬 智一)
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