2日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。主要中銀の政策決定を無難に通過し、米長期金利の低下一服でドルに買いが入りやすい。ただ、米中間選挙で共和党の苦戦が予想され、相場の不透明感からドルの上昇は限定的となりそうだ。
中東情勢は混迷を深め原油相場が一段高となり、前週末はドル買い先行。ただ、米企業決算で人工知能(AI)関連の巨額投資と収益性に懸念が再燃し、株価は急落。資金需要の観点から長期金利は低下し、ドル売りに転じた。ユーロ・ドルは1.1130ドル台から1.1170ドル台に持ち直し、ドル・円は157円60銭台から157円20銭台に失速した。週明けアジア市場は主要株価指数は堅調地合いとなり、リスク回避の円買い後退でドル・円は小高く推移した。
この後の海外市場は米国の決算発表や経済指標が注目される。NY株式市場では主力ハイテクの決算は悪化し、AI投資に対する収益性の問題から長期金利は低下。本日引け後のアップルの業績を見極める展開となり、円買い継続ならドルの上値は重い。一方、前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で12月利上げが示唆されたことから、今晩のISM製造業景況感が高水準ならドル買い材料になりやすい。ただ、3日の米中間選挙を見極めるムードでドル買いは限定的とみる。
【今日の欧米市場の予定】
・17:55 独・製造業PMI確報値(10月) 前回54.2
・18:00 欧・ユーロ圏製造業PMI確報値(10月) 前回52.4
・23:45 米・製造業PMI確報値(10月) 前回56.0
・24:00 米・ISM製造業景況指数(10月) 予想54.7 前回54.5
・24:00 米・建設支出(9月) 予想0.5% 前回0.9%
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