子どもが成長するにつれ親として気になってくるのが、「習い事」ではないでしょうか。何を習わせたらいいのか、我が子はどんなことに興味があるのか……。そんな尽きない親御さんの悩みに対して、今回の無料メルマガ『子どもが育つ「父親術」』では一つのヒントを提示しています。
どうする?習い事
子どもがある程度大きくなってくると、習い事……なんて話も出てくることがあるでしょう。
- 友だちは××を始めたらしい
- △△をやるなら、□歳くらいから始めた方が良いんじゃないか
- この子には○○の才能がありそうだから、やらせてみよう
- 自分が☆☆ができず、本当に悔やんでいる。この子にまでそんな思いをさせたら可哀想なので、習わせてあげようと思う
人によっては、内外から相当のノイズに悩まされているかも知れませんね。
もちろん、価値観・考え方は人それぞれではありますが、その判断は確実に子どもの人生に影響を及ぼします。今号では「子どもが、自分自身の伸びる力で、自身に一番合った伸び方をする」ことを目指した“くろさわ流・習い事の考え方”をご紹介します。
(1)原則
まず大原則。
「子ども本人の興味・意欲で決める」
当たり前のようですが、意外と難しいポイントです。決して、「親やりたいこと」「やらせたいこと」を持ち出してしまわないように!この点は非常に繊細な注意が必要です。
子どもは、わずかでも親の意向を感じてしまうと、その意向に沿うように合わせようとしてしまう(そして、そのために自分自身の興味関心を犠牲にしてしまう)ことがあります。「パパは○○をやって欲しいけど、やりたくなかったらやらなくてもいいよ」という程度でも、充分にNGです。
ちなみに冒頭に挙げた4つの例は、いずれも「子ども本人の興味・意欲」ではないこと、お気づきでしたか?
頭では分かっていても、日常の中では“ノイズ(周囲から、場合によっては自分の中から聞こえてくる雑音)”に惑わされてしまいがちなもの。気を付けましょうね。