驚愕の帰国便「欠航理由」。NY在住日本人社長がネッシーを探す旅

 

そこから中心地ジョージスクエアを通り、グラスゴー大学まで歩きました。今回のひとり旅の最大の目的は、もちろん「いるはずのないネッシーをいないと確認すること」。で、もうひとつ無理やり、旅の目的をあげるなら、グラスゴー中心地にある「University of Glasgow(グラスゴー大学)」を見学することでした。見学といっても、特にオープンキャンパスの予定があるわけでもなく、ただ単に、そのキャンパスを歩きたかったからでした。理由は、今の僕に、まったく無関係ではないから。いや、無関係は無関係なんだけどね。

実は。メルマガ読者にだけ報告すると、今年の春から、僕は早稲田大学に通っています。通っていない、eスクール。ニューヨークにいながらにして、オンライン上で受講する、人間情報科学学科の正規の学生になりました。SNS上でも、家族以外誰にも報告していないのは、途中で挫折したらカッコ悪いから(笑)特に、社会人のeスクールは卒業率が低いのが現状です。慶應大学の社会人コースは卒業率が6%未満なのだとか(聞いた話です、確かではない)、それに比べ、入学自体に多少の倍率が発生する早稲田は卒業率、60%。慶応に比べれば高いけれど、それでも半分弱は途中で断念します。

普通の二十歳そこそこの学生くんに比べて、社会で揉まれ、それでも学位をとろうと決意した成人した大人でも半分弱は続きません。僕は僕なんかを信じていないので、挫折する可能性も全然あると思い、その時恥ずかしいから、誰にも報告していませんでした。それが今回、春学期を終えて、あまりに授業が、ディスカッションが、レポート提出が楽しく、春の単位も取れたので、入学前に比べれば、少しくらいやり遂げられそうという想いになったので、ここだけメルマガでだけ、報告します。ツイッター、フェイスブック、ブログでは、まだ無理だな。挫折する可能性もまだゼロじゃないから(笑)

今年の春には、たまたま東京出張中だったので、従来の学生くんたちに混じって、入学式まで出席しました。ここで発表した分、ますます卒業しなきゃなと思ってます。で、グラスゴー大学。あのオックスフォード、ケンブリッジとならびイギリス3大権威のひとつであるこの大学は、早稲田大学のイギリス協定校として、正規の留学先になっています。それだけなんだけど。特に、がっつり姉妹校というわけでもなく、ただグラスゴーに来たからには、少しだけキャンパスを見たかった、というだけなんだけれど。

現役時代、京都の大学を入学して半年で辞めた僕は「キャンパスライフ」というものをした経験がなく、そこにすごく憧れを感じるみたい。広大な土地のグラスゴー大学は、立てかけられたマップを見ながらでないと、すぐに迷子になってしまいそう。今年の春に入学式で出向いた早稲田大学と比べ、賑やかさもなく、緑豊かで、穏やかで、もっというなら、さみしい感じ。「大学なんだから、勉強するところだろう!」と言わんばかりの質素な趣き。さすが、中世からルネサンスにかけて創立されたアンシャ・ユニバーシティー。「古代の大学」と呼ばれるにはふさわしい重厚感です。日本の大学キャンパスのようなミーハー感、ゼロ。

キャンパスのベンチに座っていた、おそらくはインド系の学生くんに声をかけます。「敷地内に、美術館があるって聞いたんだけど」。グラスゴー大学内には、ハンタリアン・ミュージアムという有名な美術館があります。

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