食あたりが意外と多い秋。鍼灸師が教えるオススメ&要注意食材は

shutterstock_716745874
 

夏の暑さの中では用心している食材管理も、秋の涼しさとともに疎かになりがち。そのためか、意外と食材に傷みが生じやすくお腹を壊すこともあるようです。今回のメルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』では、鍼灸師ののぶ先生が消化器の働きを高めてくれるオススメ食材と、少しお腹を緩くさせてしまうことがあり、要注意な食材について教えてくれます。

意外と食あたりに要注意

【徐々に秋めいてきますが】

涼しくなると食べ物のこと、ちょっと油断しやすいです。また、例年になく不順な今年の秋。真夏に比べると食材管理がついついおろそかになりがち。これからの季節の方が意外と食材が傷みやすかったりします。夏バテから秋バテシーズンです。食材管理、ちょっと気を付けておきたいですね。

【食材だけじゃなく体の疲れも】

先週の暑さもあり、意外と消化器の働きは疲れている。今年の暦を紐解いても、例年とは違う季節の移ろいと価値観の変動。生活スタイルが変わった人も多いでしょう。春先から真夏の暑さにかけて湿度や熱気による消耗はまだまだ体に残ります。お腹疲れを今のうちに養生して、無駄な食あたりの予防はしておきたい。

【オススメはショウガ】

食事をとるとき、ショウガの甘酢漬けを食べるようにすると消化器の血流が高まり、消化力を向上させることがかないます。また、食前や朝の朝食前の梅干しとお白湯もおすすめ。体の食べる準備を促すためにもよい心がけとなります。最近食べやすい梅干しが出回っています。おやつ代わり梅干しと緑茶、なんていうのもいいですね。お腹をいたわり季節の疲れをためないようにもしておきたいですね。

【ワンポイント食養生アドバイス・下痢予防】

  • ヨーグルト
  • 玉ねぎやゴボウ
  • パン
  • うどんやパスタ

健康のためのヨーグルト。腸の運動を活発にし体内の熱とともに排便を促す効果があります。ただ、秋の冷えやすいお腹だとうっかり下痢をもよおさせる原因になったりします。便が緩い、便が漏れる、お腹がゴロゴロする日には、ヨーグルトは控えたほうが良いです。

玉ねぎやゴボウはオリゴ糖が多く含まれていて、やはり秋に食べすぎると腸内が刺激を受けて下痢や軟便の原因にもなりやすい。過食には要注意ですね。

パンやうどんやパスタなど何気なく毎日のように食べる小麦食材も、腸内の熱を取り除きながら排便を過剰に促す性質があります。特に発酵したパンは腸内にガスをもたらすことで頻繁な便意を催させる原因にもなります。

本格的に寒くなる前の秋。意外と腸内環境はデリケート。普段と同じ食事でも体調にかなわないことがあるってこと、覚えておいてください。

image by: Shutterstock.com

鍼灸師・のぶ先生この著者の記事一覧

臨床歴20年の鍼灸師。東京都杉並区在住。「やさしい鍼」という流儀で治療を行っている。小学生の娘2人をもつ、子育て真っ最中のパパでもある。メルマガには季節にあった体に負担のかからない暮らし方、食事のとり方が書かれているので、そのとおりに過ごせば病知らずです。

有料メルマガ好評配信中

  メルマガを購読してみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」 』

【著者】 鍼灸師・のぶ先生 【月額】 660円/月(税込) 【発行周期】 毎週金曜日

print
いま読まれてます

  • 食あたりが意外と多い秋。鍼灸師が教えるオススメ&要注意食材は
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け