絶望的な魔都「北杜市」の恫喝に屈せず。被災者いじめ事件の報告書に記された驚愕の事実

 

現在の北杜市教育委員会は

この山梨県北杜市被災者いじめに関する第三者委員会の報告書は200ページを超えるもので、とても濃い内容のものになっている。

これを受けて、北杜市教育委員会も11月4日の記者会見では、しっかりと受け止めて二度とこのようないじめが起きないようにしたいと言い、さらに、いじめ条例案からさらに進めて、「常任の調査委員会」を設置する考えを示している。

常任の調査委員会については多くの問題があるので、設置するにしても十分な体制の確保が必要であろうが、私は強い懸念がある。

それは、記者会見で答えていた教育長が、テレビカメラの前では「被害者の方、保護者の方には大変申し訳なかった」と頭を下げたが、被害保護者は私の隣に座っており、記者会見場には居たのである。

さらに対応していた教育委員会の事務方も記者席に座っており、会見場は学校の教室より少し大きいくらいの場所であったから、しっかりと顔を合わせている状態であったのに、誰一人として自ら頭を下げには来なかったのである。

これは世間には反省しているふりをして、その実、被害者にも被害保護者にも謝る気はなかったのではないかと思われても仕方がない行動だと言えるだろう。

今回の第三者委員会報告書には、いじめの予防策からSCの活用、QUテストの活用、酷いいじめを受けた被害者の多くが成っている思われる複雑性PTSDに対して有効なトラウマインフォームドケアについての記載など有効な提言がなされていた。

また、極めて有効なチェックシートなども添付されていたのである。

しかし、このような態度を見れば、結局、この場さえ切り抜ければいいとでも思っているのではないかと思えてしまう。

そして、現実に、本件の被害者は現在高校性であるが、中心加害者の1人が同じ高校に入学してしまい、いじめ行為を受け続けているのだ。

いじめは認定され自傷行為との因果関係もあるとされた事実

現在、いじめ加害者らを含めその保護者ら周囲は、未だにいじめがあっても、そんな大きな問題ではないということを言っていると聞かれるし、現実に、高校で中心加害者と共に、被害者に嫌がらせをしている取り巻きもいる。

ハッキリ言って、どこまでも性根が腐っているといると言えるだろう。第三者委員会については、圧力をかけられようが、会議室を貸さないなどの妨害を受けようが、いじめは認められ、加害者らがしてきたことの半分以上が認められたのである。

さらには、学校の対応は不十分、北杜市教育委員会の対応も不十分だとされたのだ。

きっと、まじめにやっている他の地域の学校や教育委員会がこの報告書を手にしたら、とんでもない教育機関だと怒りを感じるであろう。

そして、日本中、 多くの国民が、東日本大震災で被災し自主避難してきた家族にこのような仕打ちをし、未だにあっけらかんと加害行為が悪いことなのだと認めようともせず、謝ろうともしない醜悪な人間に怒りを持つだろう。

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