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ビル・ゲイツが「農地買収」で備える危機とは?コロナの次に要警戒=浜田和幸

農地買収に動くビル・ゲイツ氏

ゲイツ氏は、2021年1月の時点で全米19州で25万エーカーの農地を取得済みという。

ゲイツ氏が住まいのあるワシントン州に設立した不動産投資会社を通じて、地元を皮切りにカリフォルニア、イリノイ、アイオワ、ルイジアナ、アーカンソーなど、各地で農地買収を進め、今や「アメリカ最大の農地王」とまで呼ばれるほど。ニューヨークのマンハッタンの10倍以上の農地を手にしているわけだ。

果たして、その狙いは何なのか。

「世界最大の種子貯蔵庫」を建設

お忍びでしばしば日本に来ているゲイツ氏は、軽井沢にも大豪邸を所有すると言われるが、日本の穀物や野菜、果物等の種子(タネ)を買い漁り、ノルウェーの氷で閉ざされたスピッツベルゲン島に「世界最大の種子貯蔵庫」を建設、維持していることは、あまり知られていない。

もちろん、彼が収集、保管しているのは日本の種子に限らない。世界中で安全、安心、高品質と評価の高い農作物の種子を大量に買い付けている。

思い起こすのは、ゲイツ氏がTEDトークでも繰り返した「世界では人口が増え過ぎた。このままではもうじき90億人に達する。食糧不足から対立や戦争も起きかねない。人口を早急に抑制し、少なくとも15%は減らす必要がある」。

ぶっちゃけ、ワクチン製造にせよ、種子や農地の買収にせよ、なにやらきな臭い限りだ。

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image by:Rob Crandall / Shutterstock.com
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浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』(2021年1月25日号)より一部抜粋
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