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騒がれていた温暖化は「氷河期」再来の前触れだった?太平洋の海底温度は低下中=浜田和幸

地球温暖化の影響が指摘されて久しいが、地球の歴史を紐解くと温暖化と氷河期が交互に訪れていることが分かる。そして今「ミニ氷河期」再来との観測がある。(浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』浜田和幸)

※本記事は有料メルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』2019年1月25日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にご購読をどうぞ。当月配信済みのバックナンバーもすぐ読めます。

プロフィール:浜田和幸(はまだ かずゆき)
国際政治経済学者。前参議院議員。米ジョージ・ワシントン大学政治学博士。『ヘッジファンド』『未来ビジネスを読む』等のベストセラー作家。総務大臣政務官、外務大臣政務官、2020年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会委員、米戦略国際問題研究所主任研究員、米議会調査局コンサルタントを歴任。日本では数少ないフューチャリスト(未来予測家)としても知られる。

長い長い地球の歴史上、温暖化と氷河期は交互にやってくる…

昨年末には暖冬との報道もあったが…

ぶっちゃけ、今年の冬の寒さは例年になく厳しい。

地球温暖化の影響が指摘されて久しいが、実は、地球の歴史を紐解くと、温暖化と氷河期が交互に訪れていることが分かる。

最近は温暖化の弊害がことさら問題視されているが、「ミニ氷河期」の再来を予測させる調査結果も明らかになった。

ウッズホール海洋研究所とハーバード大学の共同研究によれば、「太平洋の海底温度が過去150年にわたって低下し続けている」とのこと。

最新号の科学誌「サイエンス」に、その研究成果が掲載され、大きな反響を呼んでいる。

彼らの研究の結論は「地球はミニ氷河期に突入している」というもの。

「地球温暖化はフェークニュースだ」と叫び、パリ協定から離脱したトランプ大統領にとっては「わが意を得たり」といったところであろうか。

百年前のミニ氷河期が影響を与えている?

いずれにせよ、海面温度が海底に影響を及ぼすまでには長い時間がかかる。

「少なくとも数百年の時間を経ることになる」というのが定説だ。

そうした理解の上で、「アルゴ計画」と呼ばれる国際的な海底温度の調査チームは海面下2キロの海底を詳しく調べた。

その結果、太平洋の深さ1.8キロから2.6キロの辺りにおいては、20世紀の期間に0.002度から0.008度の温度低下が確認されたという。

過去の歴史を見れば、1300年から1870年は地球全体がミニ氷河期に襲われていたことが証明されており、その影響が今日、太平洋の海底温度の低下をもたらしているというわけだ。

このミニ氷河期の前には「中世温暖化」と呼ばれる地球全体の気温が上昇する時期があった。

その影響で、太平洋の海底温度は現在の低温化現象の前には高温化していたのである。

Next: 1870年代のイギリス海軍が集めたデータが大活躍。地球の変化は人智を超える…

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