リスクを考える
前項の収益計算を見ると、銀行に預金するよりも金融商品で運用した方が単純に良いと思うかもしれません。しかし、上記で算出した収益は、世の中の景気の動向などによって、収益と同じような金額の損失をもたらすこともあります。
つまり、収益の金額と同額、損をするかもしれないということです。
この収益と損失の額のブレの範囲を「リスク」といいます。
従って、収益が高く見込める金融商品ほど、損失する可能性もあり、ハイリターン(収益)ハイリスクの商品といわれます。
お金をどう貯めるかは自分次第
ここまでお話をしますと、
・ならば銀行の預金だけ貯める
・少しは金融商品に挑戦してみようかな
と、その方の考え方によって意見が分かれることです。
「預金だけで大丈夫」という方には、以下は必要のない話になります。
念のために、金融商品で、資産を増やせる収益を上げるには、収益からの納税額を差し引いても、また損失するリスクを考慮しても、投資する資金が、銀行に預金して貯めた金額を上回る金額になるように運用しなくてはなりません。
従って、相当まとまった資金と運用の知識も必要だということです。お金の貯め方は、その人の考え方と経験を尊重するのが一番です。
『【人生の添乗員(R)】からのワンポイントメッセージ』(2021年8月11日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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ご自身の描いた老後の生活を実現するために、 40代から、退職・完全リタイアをするまでに、 やっておくべきことがあります。 そんなことはわかっているよ!! でも、行動に移せないんだよね…… 実は、何から始めようか迷っているんだよ!? そもそも、何をしたらいいのかわからないんだよね??? そんな方のために、同年代の私、 「人生の添乗員(R)」が、 ファイナンシャルプランナーとして13年の実績と、 自身の人生経験から、 40代から、退職・完全にリタイアをするまでにすべき、 「貯蓄」と「節約」について、 毎週、1テーマずつお伝えします