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「散々おごらせて貯金の少なさに難癖かよ」非正規彼女との結婚をためらう婚活男性への処方箋=山本昌義

30代前半の独身男性から金銭感覚についての相談をいただきました。「今まで散々おごってきたのが原因なのに、貯金がないのを責められた」とのこと。まずは基本ですが、3割程度は貯金ほぼナシで結婚しています。あなたのようなカップルは少なくありません。(『婚活FP山本の実例分析書 〜運命の出会い、その先を見据えて〜』山本昌義)

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プロフィール:山本昌義(やまもと まさよし)
山本FPオフィス代表、CFP。商品先物会社、税理士事務所、生命保険会社を経て2008年に山本FPオフィスを設立。現在は「婚活FP」を名乗り、婚活パーティ等を企画しながら婚活中の方、あるいは結婚直後の方など比較的若年層の精神面・経済面双方の相談業務をメインにこなす。中立性の確保の点から、一切の商品・代理店は扱っていない。

「今まで散々おごってきたのが原因なのに、貯金がないのを責められた」

婚活ファイナンシャル・プランナーとして活動する私のもとに、30代前半の独身男性から金銭感覚についての相談をいただきました。「今まで散々おごってきたのが原因なのに、貯金がないのを責められた」とのこと。

当人は年収400万円の正社員で交際3年。彼女は年収200万円の非正規で、結婚話の過程で貯金額を責められ、結婚に消極的になってきたそうです。ちなみに当人の貯金額は50万円ほどで、結婚後の彼女の経済力にも不安な様子。

つくづく恋愛と結婚は違いますね…。様々な角度で指摘したいところですが、今回はお金のことを整理しましょう。

恋愛と結婚はまったく違う

今回は恋愛とは違う結婚とお金について、大切なポイントをお伝えします。

さて、まずは基本ですが「3割程度は貯金ほぼナシで結婚している」。あなたのようなカップルは少なくありません。

様々なアンケート結果を見ると、男女とも、

・10~30%は貯金100万円未満
・20~30%は貯金200万円未満

で結婚しているのが実情です。

結婚費用はお金がなくてもなんとかなる

一方、直近で必要なお金は結婚費用ですが、一般的な相場は300~400万円となっているものの、最近は100万円以下の式も少なくありません。また結婚式ではご祝儀も期待できますし、双方の親の援助も期待できます。

いざとなればブライダルローンもあるので、貯金がなくても何とかなりがちです。お金が無いなりの式をすれば良いともいえます。

また、結婚前は貯金に無頓着だったものの、結婚後は急に節約する方も少なくありません。

彼女さんは…どうでしょうね。

まずは大局観的に自身の立ち位置を知り、冷静に今後のことを考えてみましょう。

Next: このままでは家計破綻?節約と彼女の年収アップが必須

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