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海外投資家も注目“メタバース”で大躍進する日本企業4社とは?キーワードは「総合力」と企業間の「連携」=田嶋智太郎

注目企業その3:キヤノン<7751>

今回のCESで、同社はデジタルカメラで撮影した人物を3次元で仮想空間に再現できるアプリの開発を進めていると明らかにしました。市販のゴーグル型のVR端末を用いて、遠隔地にいる人とビデオ通話することが可能です。

1台のカメラから複数の画像を生成する技術を開発し、22年春をメドに提供を始めると発表。ビデオ会議などでの使用を見込んでおり、実際に会議に参加しているのと近い感覚を得られるようにするといいます。

新たに開発した技術は「AMLOS(アクティベート・マイライン・オブ・サイト)」と呼ばれ、会議室に設置したカメラなどから、同時に複数の画像が取り出せます。米国マイクロソフトとの協力で開発を進めており、まずはマイクロソフトのコラボレーションツール「Teams(チームズ)」と、クラウドプラットフォーム「Azure(アジュール)」との連携を行います。

足元は、フルサイズミラーレスカメラが引き続き好調に推移しています。また、医療機器についてはCT 装置やX線診断装置などが売上を牽引しています。半導体露光装置も堅調に推移し、FPD(フラット・パネル・ディスプレイ)露光装置は、前年同期を大きく上回る伸びを示しています。

キヤノン<7751> 日足(SBI証券提供)

キヤノン<7751> 日足(SBI証券提供)

株価は足元で調整含みの展開となっていますが、差し当たり25日移動平均線が下値を支える役割を果たすか注目しておきたいところです。

Next: リコーにも注目!建設現場を360°LIVE配信できるシステムを開発

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